かなり昔のお話になりますが、とあるクライアントのために、サーバを購入することになりました。なかなか高い技術をもっていそうな会社で、値段はそんなに安くもないが、高いわけでもない、というレンジでした。
しかし、一点だけ気になったのは「サポートはメールでしか受け付けません」という注意書きです。
ところが、試験的に数台を導入し、技術的にこうした方がもっと御社の製品は良くなるのではないか、というやりとりをしたところ、何度か電話がかかってきたり、電話が通じるではありませんか。
これなら大丈夫だ、という事で、合計で二桁に登るブレードサーバを購入する事にしました。しかし、ここからが・・・でした。届いたサーバの筐体はペラペラもいいところで、ブレードなら当然考慮すべき放熱の事を全く考慮せず、説明書をよく見ると、「当社基準の環境をもったIDCにおいてのみ動作保証する」というような内容です。そんな内容のIDCがそうあるはずがありません。弊社が利用しているIDCは一応業界的にはもっとも有名処の一つでもありますが、全く基準が合わず、IDCのスタッフに読ませたところ、唖然としていました。最初にその説明書きに気付かなかった当社もいけないのですが、当然電話も全く通じません。
CPUのスペック等はそう悪くないのですが、熱暴走はするわ、故障はするわ、で、結局そのサーバは中身をぐりぐりと改造し、筐体を棄て、ブレード単位で設置し、今はバックエンド側のサポート・サーバとしてのみの利用になっています(という風に使えるようにするまで。偉い試行錯誤でしたが・・・)。使った金額は・・・とりあえず伏せておきます。。。高い勉強代になりましたが、いろんな意味で鍛えられ、良い経験になったと今は思っています。
それ以来、サーバの購入はやはり無難なところを使おう、という事で今に至っています。にしても、ブレードはやはり放熱がキモですね。それ以来、ブレードは買っていません。でも、またきっと懲りずに買うと思います(新しもの好きなので)。
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