夜中にふと息抜きでテレビをつけると、ここ数日、なぜかかなり高い確率で、NHKの「めざせ会社の星」という番組に当たります。情報バラエティ系という感じで、それでも何となくお堅い感じがやはりNHKという感じなのですが、つらつらとつい見てしまいます。
その中で、先日「上司と上手に会話したい! ~バブル上司とネット部下~」という特集をやっていました。
ダイジェストにまとめると、バブル時代に大量に採用されたものの、ほったらかしで育てられ、人を育てるスキルの無い世代が管理職につきだし、最近のネット依存型新入社員を育てる、コミュニケーションが苦手な者同士の苦悩、みたいな形での展開になっていました。
よく考えると、これ、私、両方とも当てはまることに気付きました。
私が就職活動をした年は、まさにバブル最後の年でした。周りには面接を受けまくって交通費を荒稼ぎし(当時はどこの会社も出すのが当たり前でした)、それで新車を買った奴とか、内定二桁は当たり前で、今からは想像もつかないほどバブってました。ちなみに私は当時日経新聞もまともに読んでない落第生でしたので(というより日経新聞の存在すら知らなかったかも・・・)、世の中がバブルだ、という事自体を知らず、なんかNTTの株当たると銀行が金貸してくれるらしい、なんかうさん臭いなぁ、という事くらいしか記憶に残っていません。う~ん、今考えると、恐ろしい学生ですね。
そういう意味で、私は世代的にいうと、「バブル上司」型かも知れませんが、実際はNEWS GROUPやBBS、ニフティのフォーラムいりびたりで、ネットでのコミュニケーションも大好き、出張先にはわざわざでかいAIWAのモデムやカプラー(きっと知らないだろうな・・・)をもっていったりもしていました。それが高じて仕事にしてしまったくらいですので、「ネット社員」という側面もあります。20代の頃は全く異なるバックグラウンドのおぢさん達とも良くオフ会で遊んでもらいましたが、楽しくて仕方ありませんでした。私が中国に出張に行く時などは、みなでわざわざ「田中氏訪中激励会」(わしゃ角栄か)を中華料理店(なぜ?)で開いてくれたり、まあ、それは楽しいオフミを一杯させてもらいました。親子ほどトシが離れてたり、自宅に泊まりに来て貰ったり、泊まりに行ったりで、未だに当時の人達とは親好があり、お互い順調に、平等にトシを取っています。
しかし、よく考えてみると、学生時代の友人達は、社会に出ても、おしなべて私よりネットを使ってはいません。やっとこの4,5年、メールでやりとりできるようになったくらいで、思わず目を覆いたくなるような有様です。そういう同世代の友人達から見ると、どうやら私はかなりオタクだったのかもしれない、という事に、この番組を見ていてふと再認識させられました。
でも、楽しかったですし、人の倍、いや、どう少なく見ても3倍は楽しい人生になった、と思っています。まさかそれを仕事に、しかも起業するとは夢想だにしていませんでしたが・・・。人生どこでどう転ぶ、じゃなかった、どうなるか、わからないものですね。
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