2月の後半に、3月中旬まで我慢してください、と安倍首相が言ってから早もう5月。昨今の自粛の状況ですと、このままでは新型コロナウイルスに感染して死ぬより、経済的に破綻して死んでしまう人の方がはるかに上回るのではないか、という事をその時から常々思っていました。
もしかして、この事は本当に現実化しつつあるのかも知れません。
北海道でも最近JRの人身事故が増えている、と漏らす人もいます。正確なデータを検証する必要性がありそうですが、見逃せない兆候だと思っています。
日本の場合、失業率が1%上がると、自殺者は1,000人以上増えると言われています。2008年に起こったリーマンショックの時は完全失業率が5.1%に跳ね上がり、その年の自殺者数は8千人を超えました。日本では職安に来た人だけを失業者としてカウントするというある意味統計操作がありますので、実際の失業者数はもっと多かったと推察出来ます。
新型コロナウイルスの影響は、全Googleにも逆風が吹き始めています。Googleは収益の6割を広告に依存していますので、Googleの収益に影響が出る、というのは、つまり幅広い産業、業種からの広告出稿が減っているという事であり、いかに経済全般に影響が受けているか、という事の間接的な証拠にもなります。最近YouTubeを見てると、Googleの広告が増えた気がしません?テレビも「エーシージャパン♫」って広告増えてる気がするのは僕だけではないはずです。
このままだとコロナを退治する前に(というか、インフルエンザと同じで、もはや共存していくしかないと個人的には思っていますが)、我々が退治されてしまうのではないか・・・という点を強く懸念しています。
感染症対策の専門家、都道府県を預かる知事、それぞれが個別最適に判断をします。自粛ばかりしているわけにもいかなという現実もあります。今のままでは中国企業に安く買いたたかれる企業も増えるでしょう。欧州に続き、インドなども予防線を張りだしています。
新型コロナ感染対策を進めつつ、アフターコロナも見据えなくてはなりません。こういう時こそ、個別最適ではなく、全体を俯瞰して、優先順位を明確にした、国政を担う政治家の政治的な英断が必要だと思いますが、まずはGW明けの感染者数を今は見守るしかないですね。がんばりましょう。
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