中小零細企業の生産性の低さについて

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Web屋の経営

まだ読んでいる最中なのですが、眼から鱗の一冊です。

大企業の方が中小、小企業より社員の給与待遇が良く、またそれだけ生産性が高い、というのは一般的事実として僕も当然認識していますが、中小の方が生産性が低いので、国として育てるべきは前者の中堅、大企業だという発想は全くありませんでした。国を、国民をいかに豊かに、発展させるか、という観点から考えると、なるほどと思わざるを得ない説得力です。

弊社は当然その当事者である中小零細カテゴリのWeb屋な訳ですが、島国根性を押さえてコメントしますとw、大変刺激になる、やる気の出る一冊でした。

少子高齢化において、採用自体もどんどん厳しくなっている中で、国からも社員からも選ばれる会社になるためには、規模の効果を追求する事がとにかく重要です。

規模が無理なら、「付加価値」を上げていくしかありません。弊社の場合は契約社員やパートナーを含めて10名前後の会社ですから、いかに自社の価値を最大化していくのか、という事を常に考えながらも、規模の拡充を考えています。規模があれば体力がつきますので、不測の時代が起きても社員やステークホルダーを守ることが出来ます。今回の新型コロナウイルスの件でも思いを新たにしました。零細では何も出来ません。早くもっと成長しなくては。

またこの本を読んで思ったのは、以前もアトキンソンの著書についての記事で書きましたが、日本に対する深い愛情です。

 

あえて嫌われるような事を、客観的な資料に基づいて分析していきながら、この国に進むべき道を説いています。なかなか出来る事では無いと思います。昔大前研一さんが、韓国の講演で韓国の問題点をこれでもかという位指摘して、韓国の進むべき道を話したところ、受講者からブチ切れられるかなと思いきや、拍手喝采を受け、「さすが大前先生だ」と褒めそやされたことを思い出します。日本もそうであって欲しいと思います。

 

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