20日から新卒の方との面接をじゃんじゃんさせてもらっています。
今まで新卒を意識的に採用したことは無かったのですが、正直キャリア採用と面接をしていて、実はそんなに大きな質的な差はないだろう、と思っていました。なぜなら弊社の場合の面接は出来るだけ経歴や技能よりも「人となり」を見ることにフォーカスしており、そこにおいては新卒も既卒も聞くことはそれほど変わらないからです。
で、いざ面接してみると、実は結構違いがあるな、という事に気づきました。
その一つが掘り下げ方。
キャリア採用で転職をする人というのは、多かれ少なかれ社会や会社の中でもまれ、自分としての「働くことへの価値観」というのがあります。その価値観が人によって様々ですし、その価値観が、就職したい、採用したいと思う企業にフィットするかどうかがとても大切です。そういうお互いの価値観をいかにすりあわせられるかが大事になってきます。
他方、新卒採用の場合にはそもそも社会(というか会社)に出たことが無い人達ですので、そういう価値観が顕在化していません。ある意味「素直」です。なので面接をしていて、そこをきちんと質問で掘り下げる必要があるのだなと感じました。
一般的に仕事が出来る出来ないの差というのは、勿論例外はありますが、実は人による差は本質的にはほとんどありません。むしろ能力の差よりも、責任感の差の方が大きな影響を与えます。
こちらもで書いていますが、これは名将に限らず、一兵卒も同じです。
「名将と凡将との差は、作戦能力の優劣よりも、責任観念の強弱によることが多い。」-マキャベリ
名将と凡将との差 | Web屋の社長は考えた Since 2008
いくら能力が高くても責任感、当事者意識が低く、そこに素直な反省が無ければどうしようもありません。他方能力が多少劣っていたとしても、素直で責任感のある人は結果行動でリカバリーしていきますので、希望に近い結果を出すことが出来ます。人生は長いマラソンですので、こういうスタンスの差は10年後20年後にはっきりと能力の違いとして出てきます。
会社にあった人を、私にあった会社を、しっかり探す事は本当に大事ですね。
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