ウェブコンサル・システム開発の仕事をしていてもう四半世紀が経つ。
振り返ってみて、このお仕事で特に重要だと感じるのは、お客様のビジネスに対する理解だと感じる。
例えばホテル業界であれば収益構造としては、①宴会場②ブライダル③飲食④宿泊と言う4つの構造から成り立っており、④が1番利益率が高い。
その他の事業は近年ホテル外のプレイヤーとの競合が激しく、収益悪化の要因となっている。
なので、一般的に言うとこのグランドホテルと言う業態は実は結構難しい。
こういう基礎的な知識があるかどうかで、初期のお客様からのヒアリング時の理解度が変わるし、その後のWebサイト・システム開発の提案・実装する内容も変わってくる。
又、直接的ではなくても、ああ、この業界はあの業界と似ているな、と把握がし易くなる。
つまり間接的に役立つ事も多い。そして勿論お取引になれば、そのお客様の業界全体の動きも出来るだけ目配せすつようにしている。競合他社の値上げなどもウオッチするようにしている。
お客様とのお取引をすることによってその業界についての知識を得ることも当然多々あるけれども、僕の場合はどちらかと言うと既にある程度前提として知っている事が割と多い。
それは仕事のために勉強してきた、と言うよりも、若い頃からビジネス雑誌を読むのがとても好きで、いろんな業界や経営者の本や記事を見てきたと言うところがあるかも知れない。
勿論マーケティングや経営戦略の本も読んだりセミナーを受講してきりもしたが、基本理系なので全部独学で学んで来た。理由は面白かったからだ。
なので基本的に何かにつけ引き出しはある方かなとは思う。もっとも若い時は単なる好奇心ドリブンで、まさかこう言う仕事について、役に立つ機会があるとは待って思っていなかったけど。
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