昨年から今年にかけて、2件ほと続けてコンペに参加する機会に恵まれました。弊社の場合、なぜかコンペにお呼びがかかる事は皆無なのですが、理由は自分でもよく分かりません・・・(何故なんだろう・・・)。それで、2件ともこれまでお取引の無いクライアントさんで、普通にガチンコだったのですが、無事二件ともご発注を頂ける事となりました。とても嬉しく思っています。
それで、これらのコンペに参加して、かなりの短時間で提案を取りまとめたのですが、今更ながら「期限を切って仕事をする」という事の重要性を肌身で再認識する事が出来ました。「どんどん良くなるホッケの開き」という言葉もある通り、時間をかければ良いモノが仕上がるのは当たり前の話で、全く褒められた事ではありません。
短い時間の中で、集中して取り組み、よりハイクオリティのものを作り上げた会社が最終的には勝つ可能性が高いです。条件は各社一緒です。そのためには、普段からどのくらい真剣に腕を磨いているのか、「地力」が問われます。一長一短で出来る事ではありませんので、すぐにボロが出ます。
当たり前の話ですよね。「後あそこのデザインさえ修正出来る時間があれば・・・」というのは、「俺、英語と古典さえ出来たら早稲田の政経に合格出来たんだよな」と言っているのと同じです。合格出来る人は、英語も古典もちゃんと出来る人「だけ」なのです。出来ないから落ちるわけですね。
勿論勝負は時の運ですから、提案内容にかかわらず、負ける事も当然あります。しかし、「地力」があれば、勝てる可能性は高いですし、運を言い訳にしても仕方がありません(しかし、勝った時は、運のせいにしなければなりません)。
コンペに参加して、仕事の品質を左右するのは「時間」であり、時間が人を鍛える、という事を改めて再認識されられました(最近仕事がトロいと猛反省ですわ・・・)。
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