うちが開発しているサイトは、近年、かなり大きな規模のものが増えてきました。となると、必然的にですが、いろいろと事情が入り組んできますので、昔のような「やっときました」「あいよん」という訳にはいかず、あれこれ状況や進捗について、報告する方も咀嚼する方（ワシ）も、それなりに時間がかかります。
私の場合、経営のエキスパートではありますが（自称）、いわゆるバリバリのエンジニア上がりの経営者ではないため、担当者からの説明が技術的な細部に入り組んでくると、状況を把握することが非常に難しくなってきます。
そこで、良くエンジニアには
「細かい話しは必要ないので、概論的にまとめて欲しい、久米宏のニュースステーションのように、中学生でも分かるように、説明してください」
という事を言うのですが、やはり担当者によってそこは濃淡があり、全員が綺麗にメールでまとめたり、あるいは口頭で説明する事が出来るかというと、そうではありません。
そこで、最近はしばしば「ホワイトボードに絵に描きながら、説明して下さい」とお願いする事があります。
これをやると、ぱっと瞬間的に把握できますし、説明する方も、咀嚼する方も、双方ともかなり時間を節約できます。
そしてこれをやっていて気づいたのですが、担当者に絵を描いてもらう事によって、その担当者の視野の広さや、その人がどこを重視しているのか、作業の優先順位が正しいのか、という事が一発で分かる、という事です。
具体的に言うと、あまり自分が重視してない箇所は、かなりどんぶりな□（しかく）一個書いて終わり、とか、おいおい、そこだめでしょ、その説明じゃ、という目に見える形で、すぐに分かってしまうのです。これはちょっとしたおもしろい発見でした。
「こちらのサーバからテキストデータが・・・」そりゃビールサーバやがな。
この絵を描いてたら、後ろからスタッフが「おい、あれ何書いてるんだ・・？」と小声で聞こえてきた。。。
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