英語学習ソフトにおいては、8万円近くとかなりの高額商品にもかかわらず、2009年6月以降、前月比数倍の勢いで売れており、アマゾンジャパンの語学カテゴリでは常に販売実績上位に顔を出しています。
個人ユーザーが使うPCソフトでは通常考えられない値段設定です。しかし、それでも多くの支持を得ています。顧客がこのソフトを、単に高い英語学習ソフト、ではなく、駅前留学より安くて同等の効果を持つ学習ツールと認識している、という事なのでしょう。日経ビジネス2009.9.21にも詳細の記事が出ています。
結局の所、これも現代マーケティングにおける典型的な事例の一つで、市場において、競合他社を商品属性で見る時代は終わっており、ユーザーが考える用途や目的からカテゴライズする事が、何よりも大事だという事でしょう。我々はそのことをしっかり頭にたたき込んだ上で、マーケティングやマーチャンダイジングを展開していかなければなりません。貴方のビジネスは誰と競合していますか?
コメント