先日、雑誌でエーザー社長兼CEOである内藤晴夫氏のインタビューを読みました。経営全般について、というより、より本質的には人としての生き方も含めて、非常に示唆に富んだ発言が多く盛り込まれている、骨太なインタビューでした。
「若い頃、父親に、もう日本には兵役がない。若い頃に理屈の通らない世界を経験した方がよい。だから兵役だと思っていってこい、と米国のMBAスクールに出されました。実際、本当に大変な目に遭いました。しかし、人は本当につらい経験をすると、人間としての厚みも増すし、幅が広がる、という事を実感しました。順風満帆の人生を送ってきた人は、リーダーにはなれません」。
-内藤晴夫 エーザイ社長兼CEO 日経ビジネス 2009.11.02 「賢人の警鐘」より抜粋要約
そして、これを読んでいて、思い出したのが、サッカー日本代表の岡田監督のインタビューです。同じ事言っていますよね。
「経営者でも、名経営者は、倒産、投獄、闘病、戦争を知っている人だとよく言われるけれど、それは、どん底を知っているからだと思います。
そういう意味で僕はありがたいことに、監督生活の最初に、本当に苦しいどん底を経験した。そのおかげで後は楽になりました」。
-岡田武史 サッカー日本代表監督 宿泊予約サイト「一休.com」の「一期一会」Vol.7インタビューより
コメント