社員をうまく活かし、伸ばし、采配するには、社員の性格や家族構成をまずきちんと把握できるかどうかが非常に大切です。そして人によって接し方を変えなくてはなりません。
当たり前の事ですが、社員一人一人は皆異なる背景、家族構成、生き方、キャリアを持っており、その結果人格が形成されてきています。このため、同じことをいっても、社員によって当然リアクションは大きく変わってきます。
同じことを言っても、A君だと逆ギレしてしまうかも知れませんし、B君なら謙虚に耳を傾けるかも知れません。Cさんだと不安を覚えてしまうかも知れません。
つまり、人によって態度を変える、というのは、極めて大事な事なわけです。
しかし、私は若い頃、人によって態度を変える、というのは相手に対して失礼な事だと実は思っていました。
誰に対しても、公平に、平等に接することこそが大事だと勘違いしていたわけです。
それが間違っていたのだな、と気づいたのは、30歳を過ぎてからでした。当時読んだ大前研一さんの東京都知事選敗戦記にも、同じような事が書いてあり、ああ、やっぱりそうなのね、と思いました。
人との接し方、また「礼」とは何か、30過ぎてからやっと少し考えられるようになりました。
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