ここ数日、福岡市内で3.8億円が強奪された事件が連日報道されています。事件が起きたのは4月20日の12時頃とのことで、実は私はちょうどその日、14時頃の便で福岡空港から新千歳空港に戻るところでした。
この数日前から、スタッフと一緒にレンタカーを使って九州出張に来ており、弊社のお取引先である長崎放送さまと大分トリニータさま等の打ち合わせを終え、札幌に戻るところだったのです。
福岡空港は滑走路を挟んで国内線と国際線のターミナルビルがやや斜めに向かい合っており、当日私達は車で国際線を回って国内線に移動したので、もしかすると空港近辺で犯人とすれ違っていたかも知れませんね。ちなみに事件の事は福岡空港内のテレビの速報テロップで知りました。勿論私達、いや少なくとも私が3.8億円を札幌に持ち帰ってないのは言うまでもありません(それいる?)。
で、帰宅後とあるテレビの報道を見ていると、金取引の関係者の話として
「金の取引は確実にやりとりを行うために、現金か銀行取引で行うのが習慣となっている。なので、現金を引き出すのは何ら違和感は無い」
というような事を言っていたのですが、聞いているこちらとしては違和感満載でした。
現金か銀行取引か、であれば、銀行取引の方が確実に記録に残るし安全に決まっています。偽札のリスクもゼロです。なので、現金か銀行取引か、は、二者択一の選択肢にはならないはずで、どう考えても現ナマの方が面倒です。この説明には違和感があり、その報道番組がなぜそこをつっこまないのか不思議でした。
と思って調べると、こういう記事がありました。
- 【福岡3.8億円強奪】「なぜ大金を持ち歩いていたのか」、業界では口座取引が“常識”(1/2ページ) – 産経WEST
業界では多額の決済は口座間取引が一般的で、業界関係者は「なぜ大金を持ち歩いていたのか」と首をかしげる。
ですよねぇ。
現金と言えば、私も新卒で初めて入社した会社は、現金で給与が支給されていたのですが、さすがに経理部が現金下ろして運んできたり、袋に詰めたりの負担やリスクが大きいということで振込になりました。現ナマで貰った方が働いてる感があって個人的には嬉しかったのですが、時代の流れにはかないません。そういえば今も現金の会社ってあるんでしょうか。恐らく日給制の派遣会社とか(そういないと人が集まらないのでそうしているところ結構あります)とか、ごく一部ではないかと思います。
どうしてそんな多額の現金を引き落としたのか、いろいろと謎の多そうな事件ですが、報道番組は関係者の話をただ流すだけではなく、不自然に感じたところはどんどんつっこんで欲しいですね。
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