自民党の豊田議員の絶叫罵倒暴行事件が昨今なかなかの話題提供中ですが、絶叫しすぎたようで緊急入院されたそうです。
その女代議士、凶暴につき。明日発売の「#週刊新潮」では安倍チルドレン #豊田真由子 代議士による秘書への“暴行暴言”を報じます。速報とあわせ身の毛もよだつ現場の生音声も公開(記者T)https://t.co/b4IzBpcWPq https://t.co/EHdkg5DQ6K
— 週刊新潮 (@shukan_shincho) 2017年6月21日
早く元気になってまたあの絶叫を聞かせて欲しい、という人もいるかも知れませんね(汗)。私も以前「【悲報】【速報】円脱になりました」というご報告を本ブログでもさせて頂いた事もあり「このハゲーーーーー!」には心が痛みました(ホント?)。後「ミュージカル風に罵倒」と報道されていますが、あれはあきらかに天津木村さんのギャグの節だと思うのですが、何か天津木村さんを出してはいけないのでしょうか?
この豊田議員のもはや電波を超えた所行のアホさ加減は論を待ちませんが、私がおやっ、と思ったのは、
秘書が支持者へのバースデイカードを送る際に、47名分の氏名を間違えていた。
という事です。
豊田議員もアウトですが、この秘書の仕事のクオリティも社会人としてはなかなかのアウトっぷりではないでしょうか。
当たり前ですが、データを入力したあと、再度その正確性をチェックするのは仕事の基本中の基本です。
データを入力した人とチェックする人が違うのが一番理想なのですが、なかなかそういう訳にもいかない事もあると思います。せめて自分で確認するのは最低限の作業と言えるでしょう。
ただ、100万通送って宛先間違いが47通ならほぼ誤差なのでまだ分かります。
では、この秘書は果たしてどの程度のバースデイカードを送っていたのでしょう。
豊田議員の後援会の会員数が直接的に分かる資料はありません。豊田議員の政治資金収支報告書にも記載がないようです。そこでマーケティング的な視点から推察してみましょう。なんだかMicrosoftやGoogleの入社試験みたいですね。「日本にあるピアノの台数を応えろ」みたいです。
まず豊田議員のWebサイトを見ると、選挙区は埼玉第四選挙区です。有権者数約37万人。
豊田議員の得票率は48.1%です。豊田議員に88,730名が投票したわけです。
豊田議員は自公相乗り候補なので、公明党の党員がこの中に含まれている事になります。ざっくりですが総得票数の20%を公明党の票数と考えますと、17,764名が公明党関係者です、これを得票数から引くと、70,984名。これが豊田議員に投票した「普通の支持者」だったと考える事が出来ます。
さて、ここまでは絞り込めました。
このうち果たして何人が後援会の会員なのでしょう。
ここで文科省所管の科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システム「J-STAGE」に参考になる論文が出ていました。
このサイトは「電子ジャーナルの公開ノウハウを持たない学協会に対し、インターネット上で学術雑誌を公開するシステムとノウハウを、無料で提供している。日本の学術研究成果の広い範囲での流通の促進と、プレセンスの増加を目的」としています。ここにこんな論文が掲載されていました。
この論文の図表を見ますと、ちょっと古いですが、90年のデータを見ると、「得票の後援会依存率」が24.9%と出ています。今は政治家の後援会というんのは組織率が落ちてきています。また、豊田議員が二回生であり、官僚出身で特に地盤を持たないという事を考えますと、後援会基盤ははやや脆弱と考えていいでしょう。そこでこれまたざっくりですが、15%程度だと考えますと、70,984名のうちの15%ですから、10,674名と出ました。
つまり、豊田議員が、バースデイカードを送るような親密な関係にある後援会会員数は最大で見積もっても恐らく約1万名という事になります。
次に、バースデイカードをどの程度の間隔で送っていたのかの報道がありませんが、恐らく現実的なオペレーションとしては、誕生日が来る一か月以内にはまとめて郵送するのではないでしょうか。ピンポイントで当日分を数日前に送る、というのは田中角栄クラスの後援会の力がなければ無理でしょうから、当選2程度のペイペイにそんな力は無いはずだとの推測が成り立ちます。
10,674名の後援会のうち、12ヶ月で割ると平均で毎月887.3名の誕生日の方がいることになります。
はい、出ました。
このボコられた秘書は後援会会員に887通のバースデイカードを送り、そのうち47名の個人名を間違えましたと思われます。つまり間違い率は5.3%です。
宛名間違い率5.3%・・・。もしこの通りだとするなら、これはかなり大きな数字と言わざるを得ません。一番大事なお名前でしかも誕生日がらみですから、一般企業で顧客相手にこれをやったら致命傷的なミスと言えるでしょう。
つまり、このボコられた秘書は大いに同情に値しますし、豊田議員はホントどうしもない████████ですが、秘書もそもそも社会人としての基本中の基本、仕事の確認作業を怠っていた、という事が言えます。
どうして怠ってしまったのかまではわかりませんが、社会人なら「忙しかったかので」というのは言い訳にならないのは言うまでもありません。
結論から言うとどっちもどっちという感じになってしまいました。
私もしばしばやらかしてしまいますが、皆さん、仕事での確認業務はしっかりやりましょう。後、絶叫と罵倒と殴打もダメ!ゼッタイ!。
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