昨今アクシアの米村社長のブログが業界的にちょっとホットです。面識は全くありませんが、私もうなずける点、考えさせられる点が多々あり、大変興味深く読ませて頂きました。しっかりした文章の書ける方ですね。誤字脱字だらけのこのブログを思わず閉鎖したくなりました。
これについては私もいろいろと書きたい事があるのですが、何しろ井上ひさしどころではない遅筆の上に、文才は井上ひさしの千分の1もありませんので、そんな人が書こうとするとどんな事になるかは火を見るより明らかです。そこでそれはまた別の機会にさせていただき、一点だけ気になったところをコメントさせてもらうと、それは、
勉強時間とれない育児中のエンジニアはどうすれば良いのか – 株式会社アクシア
まず大前提としては、これからの時代は出産したら働けなくなるような会社は時代遅れと言わざるを得ません。議論の方向性としては、出産しても働ける会社であるべきだと考えます。
それは偽善でもなんでもなく、人口減少がますます進んでいく中でそれに伴って労働人口もどんどん少なくなっていく時代だからです。
労働人口が今までよりもはるかに少なくなるわけですから、出産して子育て中の主婦の人も自然に働ける社会を目指して労働人口減少の時代に備えなければなりません。
そのためには残業時間を少なくしたり、時短勤務を導入したり、場合によっては在宅勤務のようなことも検討する必要があると思います。
という部分です。
人手不足、昨今の採用難を考えると、出産後も女性社員に働いて貰うというのは、経済合理性があり、偽善でやっている訳ではない、というお話です。
企業はいかに正しい事をしようがしてまいが、経済合理性を無視しては存続できませんので、特に昨今の人手不足倒産まで出ている状況を考えると、例え従来の働き方とは異なる、短時間であったとしても、働いて貰えるのであれば働いて貰う、というのはとても理にかなった事だと思います。というより、そうしないと企業は立ちゆかなくなってしまいます。
これを読んで、私は以前弊社にいてくれたスタッフの事をふと思い出しました。
もう相当前のお話になり、社内外で直接知っている人もほぼいない状態になりましたので、差し障りの無い範囲で、その時のお話を書かせて貰います(また、本論に影響しない部分で一部変えあります)。
まだ弊社がSOHOをしていた頃、ある日、吉田さん(仮名)という一人のプログラマーが求人広告に応募してきました。
吉田さんのキャリアは大変素晴らしく、理系で某有名大学の大学院を卒業した後、聞けば誰でも知っている一流企業に就職し、九州の開発拠点で働いていました。当時の勤務先ではJavaがメインで期間業務系の開発を担当していました。
年の頃は30歳くらいで、聞くと実は地元が北海道でお子さんもおり、そろそろUターンで戻りたい、との事だったのですが、私はこのキャリアを見て、瞬間的に-多分このブログを読んでいる皆さんも同じくそう思ったと思うのですが-疑問に思った事を聞きました。
「なんでよりによってうちに来ました?」
北海道の企業にUターンすれば、超有名企業より待遇や給与が下がるのは当然避けられません。それでも弊社より大きなしっかりした会社は沢山ありますから、わざわざ超弱小零細八百屋か鯛焼き屋かデジファかみたいな状態の弊社を選ぶ理由は全くないわけです。
彼は慎重に言葉を選びながら言いました。
「実は僕、宗教活動をしていまして、その関係で特定の日時が働けないんです。そういう条件なんですが、雇って貰えないでしょうか」
すいません、案外長くなってしまいそうなので、続きます(なるべく早めに・・ 汗)。
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