先日新聞を見ていたら、最近話題を振りまいている某政党の最高顧問が
、
「こんな大事な事なのに、事前に相談の一つも無い。ぷんぷん」
とお怒りを表明していました。
いきなり結論でなんですが、私は顧問とか最高顧問とか相談役とかは、組織や企業においては多ければ多いほど危険な兆候ではないかと思ます。
東芝には一時期20人以上の相談役がいると言われていました。こちらも書かれていますが、定款上の役割も不明確なのに、隠然とした影響力を誇って組織や経営に影響力を行使するわけです。
当然こういう相談役とか最高顧問とかが多いほど、組織や企業には根回しが増え、ダイナミズムが損なわれていきます。
組織や企業において、功労者を大切に扱う、敬う、という事は、極めて大事な事だと私は思っています。そういう人達をぞんざいな扱いをする人や組織はろくなもんじゃありません。「人道に対する罪」でジュネーブにあるニュルンベルグ国際軍事裁判所に訴えてやりたいくらいです。家裁でもかまいません。
ただ、敬う、大事にする、というのと、組織や企業の意思決定に関与するのでは意味が全く異なります。
「卒業」された方というのは、いつまでも組織にしがみついていてはいけないと思うのですが、いかがでしょうか。
この最高顧問の話を聞いていて、こういうのを「老害」というんだろうなぁ、自分も生涯現役のつもりだし、でも、将来こうなるかも知れないから、気をつけないとな・・・と大物気取りで自分を戒めたのでした。
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