USオープンはオープン化後、50回目ということでロゴが今年大きく変わりましたが、同時に歴史もまた大きく塗り替えられる事となりました。
Introducing the New US Open Tセリーナと優秀な経営者に見られるキテレツな共通項ennis Logo – YouTube
大坂なおみさん、やりましたね。とうとうグランドスラマーです。
彼女の実力からして、いつか四大大会を制するだろうとは思っていましたが、まさかこんなに早く(20歳)制覇するとは夢想だにしていませんでした。何しろ相手はセリーナ・ウィリアムズ。史上5人目のグランドスラム4大会連続優勝達成の生きるレジェンドです。私も実は決勝はさすがに無理じゃないかなと思っていました。ので、WOWOW見ていて本当に驚きました。素晴らしいとしか言い様がありません。
ところでこのUSオープン決勝、ジャッジに対するセリーナ・ウィリアムズのクレームがなかなか激烈で、記念すべき試合にちょっとした味噌がついたのも皆さんご存じの通りです。
「大阪やない!大坂や!!」とは言ってないですね・・・
出典: USATODAY.com
試合を見ていて、セリーナが鬼の形相で「You are a lier !!!」と審判に猛抗議をしているのはなかなかのド迫力でした。欧米ではlier、嘘つきというのは我々日本人が考えている以上に侮蔑的で重大なニュアンスが含まれており、日常生活で気軽に使う言葉ではありません。
同時に良く審判も我慢しているなと思ったら案の定の「お灸」でした。
セリーナはこの試合中「私はこれまで嘘などついたこともないし、卑怯な事をするくらいなら負けた方がましだ!」というコメントを発していましたが、これはおそらく本音だろうと思います。コーチがコーチングを認めてしまいましたが、ですが、これはセリーナが不正を働いたとは全く別のお話です。
この中継を見ていて、実は、あれ、優秀なアスリートと経営者にはちょっと共通する性質があるな、という事に気づきました。優れたアーティストにも同様の傾向が見て取れます。
それは自分が絶対に譲れない点について、極めて思い込みが強く、しばしば過剰反応してしまう、という点です。
一般人にも同様の傾向は勿論見て取れますが、上記の人種は、程度が著しく激しい、という事です。
例えば私が以前お会いした経営者は、とにかくある点について、自分が絶対に正しい、とココロの底から信じていました。
なので、そこを否定される事を言われると、猛烈に過剰反応をします。まあ他の人から見たら地雷で良い迷惑なのですが(汗)、こういう傾向は大なり小なり結果を出してきた経営者にまま見られる性質、特徴です。
私は勿論残念な事に優秀な元アスリートでもなく、世間に知られた優秀な経営者でもありませんが(すいません、デビューまでもう少しお待ちください←どんだけ待たせるんや)、自覚はありませんが、小物は小物らしい程度に、もしかしてそうなのかな、と思い当たる節があります。
もう時効だと思いますが、今から相当昔(おそらく最低でもワールドカップ2回分以上)、とある弊社のお客様が「田中さんは金の亡者だよね」とよそ(どこ?)で吹聴している、という事を偶然知りました。(そのよそから間接的に聞きました。ってあんまり細かく書くとバレるかな。何しろ意外な人がここ読んでいるみたいなので 汗)。
この事を知って、開発で仕様の多少の行き違いがあっても、全て弊社のコストで吸収して対応してきたのに、それはどういう事だ!今すぐ契約解除通告しろ!そんな客はこちらからお断りだ!と烈火のごとく怒り狂った事がありました。
今はさすがに少しヨボヨボって来てますので、このような私の主義主張に反するような言いがかりをつけられても「はぁはぁ、なるほど、そういう認識でっか。そりゃえらいすんませんのぉ」(なぜ関西弁?しかもインチキ)と冷静かつ淡々とお話しが出来ますが、当時は何しろ若かった事もありぶち切れまくっており、他のスタッフがちょっと軽くひいておりました。
なのでセリーナのような超の三乗くらい、人類レベルで優秀なアスリートになると、自分がアンフェア(日本語では不公正、程度のニュアンスの意味ですが、英語では汚い、卑怯なという強い意味になります)である、と認定された事に、烈火のごとく怒ってしまい、我を忘れ、結果ゲームを落としてしまったのでしょう。
それでなくてもテニスは非常にメンタルなスポーツですので、こうなってしまってはどうしようもありません。
アスリートも経営者も、いやビジネスマンもそうですが、感情をコントロールすることが極めて重要です。私も日々精進です。
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