デルからPCを購入しました(というか、厳密にはリースですが)。全部で12台。Win7です。セットアップしたところ、一台ババを引いてしまいました(青ゲロが・・・)。しかし、メモリ8GBと積めるだけ積んだので、偉い快適です。
導入したのは DELL Vostro 430 タワー です。どうしてこれにしたかというと、以前はOptiPlexシリーズを使っていました。ところが、今デルのラインナップを見ると、ぱっと見としては、デスクトップの性能として、このページのように、左から性能的には、Vostro<OptiPlexのように見えるのですが、実はそれは罠(って何?)なのです。
よく見るとVostroシリーズはこう書かれています。
パフォーマンスを極めたスモールタワー
圧倒的なパワー、余裕の拡張性を備えた DellTM VostroTM 430 ミニタワーは、今日の予算ニーズを満たしながらも明日のテクノロジを先取りしたデスクトップコンピュータです。
* 次世代CPU: インテル® CoreTM i3 プロセッサー、インテル CoreTM i5 プロセッサー、およびインテル® CoreTM i7 プロセッサー
それに対して、OptiPlexは、 例えば、OptiPlex 780 を見ると、
OptiPlex 780 デスクトップ
DellTM OptiPlexTM 780 は、耐久性のある安定したプラットフォーム、包括的なセキュリティ制御、および高度な管理機能が必要な環境にとって、理想的なデスクトップです。 先進的なリモート管理を実現するインテル® vProTM テクノロジを搭載 (オプション)。OptiPlex 780 は、規模と複雑さを増す IT 環境において、日々のオペレーションの簡素化とコスト効率の向上に役立つソリューションとなります。
と書いています。
つまりどういう事か?
現在 intelのCPUのラインナップは
Xeon 5500シリーズ>Corei7 > Core 2 Quad > Corei5 > Core 2 Duo
というスペック順になっています。つまり左に行くほど高性能です。スペックとして、Xeon 5500シリーズとCorei7は実は同じ性能なのですが、Xeon 5500シリーズは複数個搭載出来る機能があり、それが価格的にCoreiより高い要因になっています。
つまり、このページを見ると、OptiPlexシリーズの方が上位機種のように見えるのですが、実はそうではなく、左端のVostroシリーズの方がCPUの性能が良いわけです。
では、どうしてデルはこういう事をしているのでしょう?
それはデルのページにある「会社規模が500名以上、以下」という表示にヒントが隠れています。
OptiPlexシリーズには、vProテクノロジを搭載 していると書いています。これはVostroシリーズには搭載していません。このテクノロジは、簡単に言ってしまうと
「東京のシステム管理者が、鹿児島支店にある300台のPCのソフトウエアのアップデートを一発でやれてしまう便利な技術」
なのです。つまり、最低でもPCが100台以上はある、社内に情報システム部があるかなりでかい会社じゃないと、搭載する意味がありません。より詳しく知りたい方は、Wikipediaにも詳しく出てますのでそちらをどうぞ。
そしてこの便利な「vProテクノロジー」は、現在のCorei7/i5には対応していません(2010年頃から乗せるとintelではアナウンスしています)。なので、社内での大規模なPC管理のために、OptiPlexシリーズにVostroシリーズよりスペック的に劣るCPUをあえて乗せている、という訳なのです。
従業員100人以下の会社や個人、自営業の方は当然ですが、PCの使い方が非常にスタンドアロンです。なので、今PCを購入するのであれば、一昔前のCPUを搭載しているOptiPlexシリーズではなく、Vostroシリーズの方が性能的にはお得だ、という事になります。
ということで、タイトルの割には当たり前っぽい内容でしたね。すいません。。。ワークステーションが右側にあるのでだまされてしまいますが、「じゃ真ん中のOptiPlexにするか」ではなく、個人や小さい会社の方は、左端のVostroシリーズを買うのがお得です。
ということで、社内で配給とセットアップです。
「昔のと違って、最近のはどんどん使ってる素材がちゃらくなってる気が・・・コスト競争しすぎじゃないのかな・・・」エンジニア談
ますますディーリングルームっぽい感じですが、ものすごい快適です。
うむ、これでみんなの業務効率も倍、いや、3倍になるに違いありません・・・
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