先日、お取引先の社長さんと最近どんな本を読んでいるのか、という話になった時、最近ではないですが「昼飯は座って食べるな!」はなかなかおもしろかったですよ、という話をしました。
タイトルを見てなんとなく想像がつくかも知れませんが、簡単に言うと人生は修行だ、逃げずにきちんと営業しなさい、という様な本なのですが、タイトルがキャッチーで内容もなかなかおもしろく、引き込まれる一冊でした(後我ながら反省多数・・)。
で、この本のお話をしたところ、その社長さんはこの本の著者、(株)ファーストビレッジ 市村社長さんが主催している会に参加してらっしゃるとのことで、後日、こんなものをお送り頂きました。
もしかするとこれは
「お前は口ばっかり動くがカラダが動いてないから、これ読んでもっと精進しろよ!」
という無言の叱咤激励だったのかも知れません。心遣いに感謝です。
私は30歳で独立するまで、営業を全くしたことが無く、その重要性も全く理解していませんでした。
会社に入って以来、ずっとマーケティングやマーチャンダイジングが主担当で来ていたので、営業がごっつぅ大事だと気づいたのは、そして痛い目に遭ったのは独立してからになります。
ITの業界に来て思ったのは、この業界が他業種と明らかに違う点の一つは、会社によっては営業担当が全くいない、という事です。普通の業種ではあり得ないことです。
それはそれで勿論全然悪い事ではないのですが、作りに偏重が過ぎると、しばしば唯我独尊と成り、自分が悪いのに顧客が悪い、とか平気で言い出す人もいます。ある意味異業種からの傍観者として、そういう危うさをあちこちで見てきました。
「良い会社」にはいろんな形がありますから、どういう組織を形作るのかは、個々の会社の経営者の判断です。
営業というのは「だましてモノを売りつける仕事」ではありませんし、結局のところ、顧客の意見にどれくらい謙虚に耳を普段から傾けられるか、という本質が大事なように思います。
頂いた本を手に取りながら、改めてそんな事をつらつらと考えました。
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