弊社は本社が札幌にある会社ですが、昔から持っている目標の一つに、出来るだけ北海道外の売上、特に首都圏での売上を増やそう、というのがありました。田舎者丸出しのセリフでお恥ずかしい限りなのですが、やはり日本の中心は稚内、じゃなかった東京です。そこで勝負できる(=売上が上げられる)力をつけない事には、どうしようもない、という気持ちを持っていました。
しかし、当然の事ですが、何のツテコネも無い弊社が、東京の仕事をそう簡単にできるはずもなく、最初はほとんどが道内の売上で、グラフにすると、こんな感じです。
こんな事まで書いていいのかな・・・IRじゃあるまいし(汗)
結果的にかなり早い時点で、売上構成比を逆転する事が出来て、売上のかなりの部分を首都圏からとなりました。
ところが、今度は次第にほとんど北海道内の取引がない、という状態になってきました。取引先からも「なんで東京にこないの?」なとどつっこまれてしまう始末です。ここ数年はまた地元でのお取引をしていただける機会が増えてきまして、個人的にも良かったなと思っています。
どうして東京に出ないのか、というところは、理由を話すと長くなるので割愛しますが(これはこれでネタとして取っておこう)、一つだけ札幌にある良い点を上げるとするなら、東京に行っても、札幌から来た方が目立つ、という事です(笑)。
今は弊社のCTOも都内に「移住」しており、機動的な体制が取れるようにしています。が、東京からもクライアントの方がお打ち合わせに来て頂く事が結構あり、担当者の方が、東京にいるときより少しばかりうれしそうに見えてしまうのは、気のせいかも知れません(?)。
ちなみに私はよく社内で出張に行くとき「じゃ、出稼ぎいってくっから」と言って出かけます。やはり北海道の中で回すだけではなく、「外貨」も稼げるようになってこそ、本物の力がある、という事じゃないかと思っています。地元での仕事をしっかりこなしつつ、首都圏でのお仕事もこなせる。恐らく、「地方の会社」さんというのは、業界を問わず、多かれ少なかれ、そんな事を考えて居るんじゃないかな、と思います。未だ修行中の身ではありますが・・・。
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