先日、「ダメなところを伸ばすのではなく、良いところを生かすと、ダメなところも伸びていく-学校の教訓」というのを書かせて頂きましたが、なんとサッカーA代表の岡田監督のインタビューにも、同じような事が書いてありました。これを読んだときは、少し驚きました。
という元ヤクルト監督(当時は選手)の古田選手、ラクビーの平尾さん、そして岡田監督の対談をまとめた本です。
私はサッカー自体はとても好きで、経営と似ているなぁ、と常々思っていて、サッカー系の本や記事は、いつもよく目を通しています。人の生かし方や、組織論、マネジメントという意味で、いつも趣味と実益をかねて読んでいます。
この本の中で、岡田監督は、
「監督を何年かやってきて気付いたことの一つに、選手を育てよう、というのは、監督のただのおごりにすぎないんじゃないか、ってのがあります。それで自分の中で意識革命をして、つきっきりで教えるのではなく、こいつの良いところを利用させてもらおう、だめなところは組み合わせでカバーする、という事をするようにしました。すると、例えば得意な攻撃な選手は、更に攻撃に磨きがかかって、苦手な守備も向上したりしました。こういう経験を通じて、教える、というのはおこがましい、という現在のスタンスが作られてきた」
というような発言をしています。
2003年に発売された、少し古い本なのですが、良ければチェックしてみてください。
コメント