久しぶりに入札に参加して気付いた事-普段の仕事が問われる

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もう大昔になりますが、義理でとある入札に参加する事になりました。その案件はいわゆる超大手企業で、トップの肝いりで開催されたとある案件だったのですが、ネットで顧客を集めて売る、という一言で言うととてもわかりやすい代物です。

実は当時参加にあたってはいろんな経緯もあり、正直あまり乗り気ではなかったのですが、結果的には2社まで残ったのですが、最終的には取りこぼしてしまいました。

この件以来、偶然なのですが、入札というものに全くお声掛けが無く、また特段不便(?)も感じていなかったのですが、先日、偶然にも一つお声掛けを頂きました。

それは7社くらいのコンペで、ECサイトの開発案件だったのですが、結果的に発注していただく事となりました。顧客に弊社提案の価値を認めて貰った、という事は非常に嬉しく、夜たき火の周りでスタッフ一同「うっほ、うっほ」とヨロコビの舞を踊ったのですが(すいません、ネタです)、それと同時に、改めて気付かされた事が二つありました。

一つは、限られた時間の中で、という制限条件の中で、目標に向かっていかにベストを尽くすかが、実力を伸ばすキーであり、それは会社も個人も同じだと。時間が人を鍛えるのだという事。

そしてもう一つは、限られた時間の中で成果を出そうとすると、普段どれくらい真剣に仕事に取り組んできたか、という事が如実にあぶり出されてしまう、という事です。

Office
普段の努力が大事だね

当たり前の話ですが、お問い合わせフォームを1日かかって作るのと、2時間で作るのでは、時間の密度が違います。時間という条件が無ければ、誰でも一定の水準のものを仕上げる事が出来ます。そしてそれは単に作業の手が早い、遅い、というだけではなく、普段どれくらい真剣に仕事に取り組んできているのか、という事までがあぶりだされてしまうのです。

入札というのはアスリートの競争と同じようなものだと私は思っています。勝負で勝つためにベストを尽くす。しかし、思い通りの結果になるかどうかはわかりませんし、負ける事もあるでしょう。結果は結局時の運かも知れません。しかし、結果はコントロール出来ませんが、プロセスは管理できます。プロセスが正しければ、正しい結果を得られるはずだ、と信じて、努力するのです。

一流のアスリートが「自信は?」と聞かれて、「必ず勝ちます」というより、「結果はわからないけども、ベストを尽くします」という事が多いのも、単に謙遜しているのではなく、結局の所、一流であればあるほど、その事を骨身にしみてよくわかっているからなのだと思います。

という事で、数年ぶりに参加した入札で、少しだけ運の良かった弊社は、無事ご発注頂く事が出来たのですが、そのことを改めて再認識させられました。

と、思っていたら、これまた偶然入札のお声掛けが・・・

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