個人的には自宅では日経と地方紙(北海道新聞:愛称は道新と言います)を取っているのですが、当然ですが、道新には沢山のチラシが入ります。日経にはほとんど入りません。
そこで、なにげにチラシのインターネット活用について調べて、勝手に大賞を表彰する事にしました。一枚=1社、という事になります。
チラシ総枚数 15枚
うち、ホームページのURLが記載してある会社 12社(80%)
月曜という事もあり、枚数はこんなものでしょうか。さすがにこの時代、ほとんどの会社がURLを記載している事がわかります。ちなみにURLを書いていないという、ある意味今時非常にレアな残りの3社は全てパチンコ店でした。しかし、以下の通り、サイトを持っていないかというと、
と全部持っています。つまり、実はチラシを出稿した企業さんの100%が実はホームページを既に持っている事になります(意外です。せいぜい8割くらいかな、、と思っていました)。勿論urlを書いてあるだけでは活用しているとは言えませんが、書いてなければお話になりません。名刺と同じで、urlを書いてある、というのは、効果うんぬん以前に、もはや最低限の常識と言えるでしょう。
ちなみに地方紙には、沢山パチンコ屋さんのチラシが入りますが、今日のチラシは
パチンコ店のチラシ 4社(27%)
で、URLの書いているチラシは
だけでした。
更にチラシの内訳を見ていくと、
学習塾 5社(33%)
パチンコ 4社(27%)
健康(食品、化粧水) 3社(20%)
服装(着物) 1社
金融機関 1社
スーパー 1社
となりました。夏期講習に向けてのプロモーション追い込みの時期ですから、学習塾のチラシが多いのはうなずけますね。定番のパチンコさんと時期的なところで学習塾、この2社でチラシの6割を占めています。金融機関、とあるのは、中央三井信託銀行の退職金資産運用のチラシです。サラ金規制法の影響で、消費者金融のチラシが激減している事がわかります。
ちなみにチラシの会社の本店所在地を見ると、
札幌本社の会社 6社(40%)
札幌以外本社の会社 9社(60%)
です。
更に携帯の活用を見ていきましょう。
QRコードがついているもの 4枚(27%)
になります。携帯の時代だというのに、意外とまだ少なく、活用仕切れていない事がわかります。しかし、この4枚を見ると、実は全てが東京に本社のある会社です。つまり、地方の会社の取り組みはこれからだ、という事がわかりますね。
「詳しくはホームページをご覧下さい」という記載をしている会社もありましたが、携帯がないのは惜しいですね。先日どこかの統計データが出ていましたが、主婦は実はかなり忙しく毎日を過ごしています。QRがあればすぐにアクセスして、ブックマークすれば、後は好きな時間に目を通せるわけですから、かなりの機会損失になってしまっています。
更に最近よくある
[会社名][検索]
という例のパターンですが、こちらを採用しているのは2社だけでした。こちらも意外と少ないですね。ただ、このうち1社、全国展開している学習塾「アクシス」はかなり積極的に集客に活用をしており、他のチラシを入れた会社さんとは、完全に頭一つ抜けています。以下、ちょと見ていきましょう。
まず広告に書いてあるとおり、「アクシス」とGoogleで検索しても出てこず、あれ?と思ったら、なんと横のスポンサーリンクに出てきました。これは良くわかっている証拠ですね。なぜかというと、「アクシス」というのは、あまりにも良くあるネーミングのため、このような良くある名前を検索結果で上位に出すのは、一般的にはかなり難しいのです。それを考えると、広告で出すのはある意味良く考えた対応だと思います。ただ、もう少し欲を言うと、「個別指導アクシス」とGoogleで検索すると、きちんと検索結果の1番目に出てきますので、広告への掲載は、[アクシス]はなく、[個別指導アクシス]も良かったかも知れません。
更に、このアクシスさんは携帯サイトもしっかりありQRコードも記載しています。url記載、QRコード記載、[○○○][検索]と、集客「三種の神器」をそろえているのはここだけでした。フリーダイアルも当然完備しています。学習塾のチラシの中では、一番しっか集客にネットを活用していると言えるでしょう。競合他社に比べて、頭一つ完全にリードしていますね。ちなみに他の4社さんは「フリーダイヤルにお問い合わせください」とか「ホームページをご覧下さい」という形でした。
という事で、ネットと紙媒体を複合的に生かし、もっとも集客に上手に活用している会社大賞は、
さんに決定致しました。おめでとうございます。
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