サンマが698えんん?-「大黒さんま」に見る価値とは?

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ビジネス雑感

皆さんこんにちは、サンママニアの(?)田中です。先日、いつもの様に週末にスーパーに買い物の行くと、サンマが売っていました。発泡スチロールの中に氷詰めされた生サンマは78円。おお、あっさり値下げか・・・と横の冷蔵エリアをのぞくと、ん?

ろ、ろっぴゃくきゅうじゅうはちえん??六百九十八円?698円?一円玉が698個??(くどいっつーの)。

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ああ、これ間違えたな(笑)と思い、たまたまそばを通った店員さんに「あの、これ698円て書いてますが・・・」「ああ、そうですよ、これ大黒さんまっていう奴なんです」(あっさり)。え!?間違いじゃなかったのΣ( ̄ロ ̄|||)!?(すいません、珍しく絵文字使ってみました)。

しかし、間違いじゃないのは分かりましたが、この売り方はいくらなんでも・・・説明POPも皆無ですし、どう見ても見た目何も変わらないサンマが三種類、78円、198円、698円と並んでいて、あえて698円のサンマを買う人がいるのでしょうか?試しに「大黒さんま」でぐぐると、これは「だいこくさんま」と読むんだそうです。

  • 特選 大黒さんま
    「大黒さんま」は、味と鮮度を誇る厚岸のさんま漁において、さらに厳しい規格と規定をクリアしたものだけが名乗れる厳選品です。
    「大黒さんま」は、厚岸漁業協同組合の所属船21隻が、各々の「船上」において、漁獲直後に「特大のさんま」だけを選別し、「紫外線殺菌冷却海水」を用い迅速に皆様のお手元にお届けする状態で発泡ケースに箱詰めされます。
    「紫外線殺菌冷却海水」で瞬時に鮮度を閉じ込めた「大黒さんま」は、垂直につかむと頭が天を仰ぐほどシャンとしています!

というのを初めて知りました。こういう漁師が品質にこだわった、高付加価値鮮魚を造っていくのは最近のトレンドですので、多分そういう事なんだろうなとは思いました。しかし、魚好きの私ですら知らなかった位なので、一般の人はほとんど「大黒さんま」を知らないと思います。売り場にはもう少しそれを伝える工夫がもう少しあっても良いのではないでしょうか。このスーパーはただ並べました、という状態でした。

どんな業種にも言えることですが、モノが良ければ売れる時代はもう終わっています(今だにそこから脱却出来ないメーカーもありますが)。良いモノというのは、良い品質、良いコミュニケーション(商品説明)、よい流通、という価値のバリューチェーンが一つに繋がったとき、初めて完成するものです。漁師さんや漁協、仲買が流通に販促活動をプッシュする、というのは、経験が無い分大変だとは思いますが、私は魚がとにかく大好きなので、是非がんばって欲しいと思います。今度買ってみたいと思います。

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