不景気におけるワークライフバランスとは?

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最近ワークライフバランスがブームらしく、本屋さんに行くと、それ系の本が沢山並んでいます。申し訳ないことに読んだ事が無いのですが、恐らく内容的には、仕事ばかりして生活とのバランスが崩れるのは良くない、バランスの取れた人間らしい生活が大事ですよ、という事なのではないかと思います。

しかし、私はどうもこの手の話を聞くと、う~ん・・・とうなってしまいます。世の中がこれだけ不景気で、「派遣切り」だ「雇い止め」だの言われている中で「さあ皆さん、生活と仕事のバランスが大事ですよ」と言われても、「こちとらバランスどころか失業して生活がマジやばいんですよ」という人の方が実は多いのではないでしょうか?そんなときにバランスなどと悠長なことを言っている場合ではありませんよね。

雇用統計でも確か日本の勤め人の95%近くが中小企業だったはずで、大企業に勉める人は数パーセントしかいなかったと記憶しています。このワークライフバランスというお話は、そういう極めてごく一部の人達を相手にしたお話じゃないのかな、と思わずにはいられません。

私はこんな時代だからこそ、深く真剣に考えるべき事は「仕事と生活のバランス」ではなく、そもそもより本質的に「貴方にとって仕事って何ですか?」という事ではないかと思っています。

仕事というのは、生活を支える糧を得る唯一無二の手段であり(貴方が資産家ではない限り)、それが無いと、我々の生活は破綻します。しかし、同時に仕事は「単なる銭稼ぎ」では決してありません(と、私は思っています)

幸か不幸か、不景気になってしまったものは仕方がありません。であれば、この際、せっかくの機会ですから(って何?)、今こそ「貴方にとっての仕事って何ですか」というこの意味を、一人一人がもう一度、真剣に見つめ直しても良いんじゃないかな、、、と思います(と、珍しく真面目な話を書いてみました)

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