既にご存じの方多いかと思いますが、元グッドウイルグループ(現ラディアホールディングス)を創業した折口雅博元会長が自己破産しました。
- グッドウィル折口雅博元会長らの破産手続き開始(J-CASTニュース)
- 旧グッドウィル折口氏、「札びらの復讐」の代償 (日経ビジネスオンライン)
私は実は10年くらい前に一度、折口元会長とお会いした事があります。正確に言うと、「一方的に品定めされた」です。会話はしませんでした。
当時、経営コンサルタントの大前研一さんが発案、主催したBJO(BUSINESS JAPAN OPEN)というビジネスプランコンテストがあり、その第一回が大々的に執り行われたのですが、その審査員の一人が、当時まさにイケイケどんどんの折口氏だったのです。
コンテストには400件近いビジネスプランが応募され、その中から10件程度がファイナリストとして選出され、東京白金の会場でファイナルプレゼンテーションが行われました。私のプランは幸運にもファイナリストとして選ばれたのです。
ファイナルプレゼンテーションの当日、10名近いファイナリストの中で、只一人私だけがスーツではありませんでした。当時ソフトバンクの白い犬のCMはまだやってませんでしたが(ああ、当時はvodafoneだったのです)目立つことを意図してあえて白いセータで現れた私は、その審査員や報道陣、応援にヤジウマ?数百名が集まった会場の壇上で、緊張もピークな状態でたどたどしいプレゼンを行いました。
結果は散々たるものだったのですが、そのプレゼンの最中「なんだワレ、スーツじゃないってどういう事じゃい」という感じの、ものすごい毒目線ビーム(仮称)をとにかく最初から最後まで私に当てまくってきたのがまさに折口会長(当時)だったのです。
結果、私のプレゼンは賞はもらえなかったのですが、そのときの折口氏の毒目線ビーム(仮称)攻撃の事が強烈に印象に残っており「何だかものすごくイヤな感じだねぇ」、とちびまる子ちゃん風にガックリと肩を落とし、とぼとぼと札幌に帰ったのを覚えています。
(2)につづく。
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