先日、前から気になっていたのですが、行動理念と経営理念を一部修正・更新しました。こういう事は気をつけないと単なる絵空事、念仏的なものになってしまいますが、我々の様な小さな会社だからこそ、「良い仕事」の「価値」基準を明確しなければならない、社内で文化として共有しなければならない、と思っています。ニューフェイスにも必ず読んで貰っています。
現実的にはまだ社内に少なからず乖離した部分があるのは事実です。だからこそ、だと私は思っていますが、そのギャップを埋める努力が必要だと思っています。
という事で、前回よりマイナーチェンジですが、以下にまとめてみました。
Ver3.0 2009.11.12
経営理念(ミッション)
私たちはインターネットというプラットフォームを通じて、
人と人とをつなげて、つながる事によって、
新しい価値を創造します。
行動理念
・考えて、考えて、考える。
我々は在庫を持ちません。仕入れもほとんど起きません。つまり
我々の「商品」は考えた結果、導き出されるもの以外、ほとんど
価値を持ちません。裏を返すと、「考えた結果」こそが、唯一価
値を持つものです。考える事こそが、我々の価値の源泉であり、
存在理由であり、対価の根拠です。常に考えて、行動しよう。そ
れが常に考えた結果なのか、自問自答しよう。
・イノベーションこそ命。
イノベーションにサイズは関係ありません。日常のささいな改善
にも大きな意味があり、サイズは関係ありません。イノベーショ
ン無き者は市場から退出させられます。常にどんなイノベーショ
ンが実現出来るのか、意識をしながら仕事をしましょう。
・顧客を驚かし、感動させる。
顧客の期待値を下回ってはいけない、のは最低限の事です。それ
には何の価値も持っていません。顧客の期待値に、後から追いつ
くのも同様です。顧客を驚かす事によって、我々の価値を、大き
く認めさせる努力を常にしましょう。
・勉強する
常に勉強を怠らないようにしよう。学ぶことは、脳みそ勝負の我
々にとって必須です。新しいサービスや仕掛けについて、積極的
に使っていきましょう。心のアンテナを最大限張り巡らす事を怠
らず取り組みましょう。
・部分最適ではなく、全体最適の視点で取り組む。
我々は全体を構成する部分であると同時に、全体そのものであり、
全体と部分、両方の面を持っています。小さな部屋に閉じこもる
のではなく、常にチームの一員である、という自覚の元に、貢献
の対象は自分の業務だけではない、という意識の元、業務を遂行
していきましょう。
・恥を知る/プロフェッショナルとしての仕事をする。
様々な条件によって、妥協を強いられることは少なくありません。
我々は常に時間、予算、資源、様々な制約を受けます。しかし、
その限られた条件の中で、「卓越した結果」を残さねばなりませ
ん。それこそがプロの仕事です。条件には誰もあがなえませんが、
条件を言い訳に使うのは安易です。限られた条件の中で、最良の
結果を出しましょう。
・早いものにのみ、価値がある事を常に意識する。
そのもの自体が良いものであっても、スピードが伴わなければ、
無価値です。価値のあるものは、常に早いスピードを伴っていま
す。「遅いけど、仕事が出来る人」というのはいません。「仕事
が出来る人は、スピードの早い人」です。スピードを意識して仕
事をしよう。
see also:
・無体物には力がある-行動理念と経営理念
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