どのようなパッケージだと、顧客に届くのか?-日本酒売り場をぶらぶらしていて思う。

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ビジネス雑感

これは近所のGMS(スーパーマーケットのこと)の日本酒売り場の写真なのですが、私はこういう売り場に立つと、自分がメーカーや小売業だったら、どういう形で商品を並べるかな、ということをよく考えます。

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例えばこの写真の場合で言うと、箱に入れるのと、入れないのとでは、どちらがより顧客に手を取ってもらえるのか?また購入してもらえるのか?またそこまで考えた売り場なのか?商品なのか?メーカーとしてマーチャンダイジングはどこまで考えられてるんだろう?ということをつらつらと思います(というか、自然と思ってしまう)。

当然個別に箱入りの方がの方がコストがかかるのは当然ですが、はたしてそれに見合うだけの、販売増となる価値はあるのでしょうか?

私は一生活者の視点であれば、以前は箱に入っていた方が、高級感があって、何か特をしたような気になったものですから、そっちの方が断然良いと思っていました。

ですが、いくら品揃えが豊富だと言っても、所詮GMSはこだわりの日本酒販売店ではありませんし、品揃えに目利きがいる訳でもないでしょう。ここで贈答品を買う人がいるとはとても思えませんので、ほとんどが自己消費だと思います。

となると、箱で飾る理由がありませんし、いちいち箱から瓶を出して見る方が作業的に面倒くさいです。それにそもそも箱は結局ゴミになるでそもそも全然エコでもありません。

であるならば、箱はやめてしまい、瓶自体のデザインをもっと練った方が実際は良いのではないか?とか、そもそも流通チャネル別に最適化した商品を企画するべきなのでは?そもそもすでにしているのか?とか、もしそうするとなると、管理コストがどの程度かかるのか、それに見合うのか?という課題がどんどん出てきますし、それに対してどう対応していくのか、ということを考えるのは、とても楽しいです。マーケティングをある意味生業としている立場の私としては、非常に良い頭の体操にもなります。

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