NHKオンデマンドですが、ここの新規会員登録では、会員ID欄ではメアドを使う事を推奨しています。良くある仕掛けですね。
しかし、このフィールドにマウスを当てると、日本語変換機能がロックされてしまい、使えなくなります。つまり、メールアドレスは半角英数しか使わないので、日本語(全角)で、例えばtanaka@などと入れないように、初心者向けに親切心からやっているわけです。
このような仕掛けをしているサイトはNHKの他にもちらほら散見されます。一見すると、良い事づくめのように見えるのですが、実はそうでもありません。
なぜなら、そこそこ上級者になってきますと、「めーる」と打って変換すると、単語登録で自分のメールアドレスを出す様にしているユーザーがいるためです。
この手のユーザーから見ると、実はこの「日本語入力機能をロックする」というのは、非常に使いにくく、おせっかいな機能という事になります。
では、これらの要望を両立させるにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは簡単です。
日本語入力機能をロックするのは辞めて、全角でも入れられるようにしてあげるのです。
例えば弊社のお問い合わせフォームを見てください。ここに全角でメールアドレスを入れても、確認画面では自動でそれを半角英数に変換して表示するようにしています。
つまり、「全角でメールアドレスを入れないようにする」には、そもそもそのような事をする人(初心者)は、全角と半角ということ自体の区別がつきません。また、フォーム欄にそのような説明を書いてもなかなか理解してもらう事自体が難しいでしょう。その前に「なんか面倒くさい。もういいや」と、登録を辞めてしまうリスクが高いです。
であるなばら、余計な注意書きも書かず、そのまま入れさせてしまい、システム側で自動変換をすれば話しは簡単です。利用する側もされる側も両方ハッピーになります。
このような会員登録だったり、商品購入だったり、資料請求だったりで使うフォームは、ちょっとした動作で、「ビジネスの成果」に非常に大きな差が出ます。業界的にはEFO(入力フォーム最適化-Entry From Optimaization)と呼ばれており、非常に重要な分野となっています。
コンバージョン率を上げたい、サイトの見直しをしたい、という方は、こちらからお気軽にご相談ください。と、最後に宣伝ですいません。
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