ちょっとしたことをまぁ良いか、と見逃すと、やがてそれは大きな問題になり、気づいた時には手が付けられ無くってしまっている、これをいわゆる「割れ窓理論」と言います。有名な理論なので、ご存じの方も多いのではないかと思います。
私はオフィスでしばしば細かい事を指摘しますが、これはまさにこの事です。また、これは「神は細部に宿る」とも通底しているように思います。
ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」でこの「神は細部に宿る」話しが紹介されています。
紀元前440年頃、彼は今日においても西洋最高の彫刻のひとつとされている、アテネのパンテオンの屋根に建つ彫刻群を完成させた。その後、フェイディアスの請求書にたいしてアテネの会計官は支払いを拒んだ。
「彫刻の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って請求してくるとは何ごとか」
と言った。
それに対してフェイディアスは次のように答えた。
「そんなことはない。神々が見ている」
なかなかいそがしいと、全てに目を通して対応するのはかなり厳しいのですが、だからこそ経営者は仕組みで回さないとなりませんね。
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