上っ面にだまされるな-「僕がアップルで学んだこと」

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先日「僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる」を読みました。この著者の松井さんの事を私は本よりも先に、氏のブログで知りました。その内容があまりにもおもしろしかったので、このブログでも何回か紹介させて頂いた事があります。

この度大幅に加筆してリリースされたとの事で、早速読ませて頂いたのですが、単なるインサイドストーリーではなく、いろんな点で示唆に富んでおり、実に買って良かったなと思わせる、おもろい本でした。

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一点だけ感想を書くとすると、やはり上っ面の本とは違うなぁ、という事です。

ジョブスが亡くなった後、出版界はにわか「ジョブズブーム」で様々な書籍が出てきていますが、中には「即戦力なんていない。だから育てるんだ、とジョブスは言った」と書いてある本もありました。しかし、この本を読めば、それがいかに上っ面で美化された話であるかがよくわかります。

著者は16年間にわたってアップルで過ごしてきた中で、「アップルの人事評価に人材育成という項目はありません。なぜなら世界中から優秀な人材が集まってくるので、育てる必要がないからです。使えるか使えないかです」とはっきりと書かれています。

世界中の誰もが働きたいと願う会社ですから、当然その厳しさも超一流ですね。

私も当社を誰もが入りたい、と強く思ってもらえる会社にしたいと思っています。そのための努力をしっかりしたいと思います。

とにかくおもろい本でした。損しませんよ。

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