「ワテは価格じゃ勝負しまへん。質や質!」「あ、そけ、うちはコレで勝負しますからによろしゅーに」「なんだとワレ~!」の背景に関する一考察

スポンサーリンク
Web屋の経営

この記事を読んでうむ~、これは不勉強だった、しらんだな、と強く思いました。

この記事を読むまで、そもそも市場に「強い米国企業」がいるかどうかで市場環境がそんなに変わる、市場シェアより利益重視、という事を恥ずかしながら知りませんでした。

確かにそう考えると、同業界でも(最近こそ少し弱ってはいますが)日本IBMの流儀はFやNとはちょっと違う感じだし、そこには単なる外資系、というくくり方だけじゃなく、具体的に何が違うんだろうなぁとは思ってました。日本IBMは高い、(値段を)負けない、という事は良く言われるところですが、単なるその現象ではなく、その背景、思想的バックボーンは何だろう、と思っていました。この記事を読んでちょっとクリアになった気がします。

Img_2116
写真はリアル社内風景ですが記事とはリアル無関係です 

結局のところ米国流というのは、市場シェアではなく、利益重視の経営規律であり、結果的に市場シェアを取る場合があるが、シェア自体を目的としていたわけではない、ということなのかもしれません。市場シェアを取りに行こうとすると、マスですから必然的に価格を下げなければならないからです。

別の言い方をすると、(価格ではない)自社のコアで常にマーケットに強い影響力を与えられるようにする、あるいはそう出来る市場の選択と集中、という能動的なチョイスが大前提になんでしょうね。

常に自社のコアを磨きながら、自社のコアを市場で換金する事を徹底的に考える、価格はいじらない、というのが米国企業の基本的な姿勢なのかなと思いました。

そう考えると、市場シェアが大事、低コストでモノが作れるので価格それ自体もコアであり、ダンピングもお構いなし(というかそもそもダンピングとは思っていない)、という中国流とは、ますます水と油です。こうなると、単に企業戦略の差違と言うより、背景となる思想の違いですから、もしかすると文化摩擦に近いのかも知れませんね。

しかし、当然ですが、どちらが正しい、悪いとは言えませんし、そういう判断はあまり意味を持たないと思います。要は勝った企業が強いですし、それが「マーケット」というものだと思います。企業にとってはどのようにクライアントに価値を提供し、支持されるのか。存在価値と雇用と生活をかけた真剣勝負です。

 

不勉強だったぜ・・・がんばるぜ・・・ワイルドだろぉ(無理矢理挿入の上旬でもなし)気に入ったら押してやってください→にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ


コメント

タイトルとURLをコピーしました