全く知らない人だけどとってもフレンドリーなおばちゃんからあんたこそ変な人ね目線ビームを浴びて

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Web屋の経営

先のエントリで、ライフネット生命は実はブルーオーシャンを泳いでいるのね、知りませんでした、という事を書きました。

この記事には、実は個人的にもう一つ、膝をぽんと打つ事が書かれてありました。それは、
  • 『直球勝負の会社』(1) 楠木 建の「戦略読書日記」【第34回
    ・・・・・驚くべきことに「商品パンフレットを差し上げますのでそれで加入を検討してください。生命保険を申し込まれたら、約款を差し上げます」という返事。別の生命保険会社の窓口でも結果は同じだった。つまり、「契約前には約款を渡さない」という商習慣が存在した。このことを初めて知った出口さんはショックを受けたという。

    「生命保険商品の内容(約款)を理解せずに、どうして生命保険に加入申し込みができるというのでしょう。約款は、加入を検討している消費者には、無条件で渡すべきものだと私は思います・・・・・

というお話で、実は私も全く同じ経験をしています。

大学を卒業後、社会人としてデビューしたばかりの4月、すぐにオフィスにやけになれなれし、じゃなかった全く知らない人だけどとってもフレンドリーなおばちゃんが2名やってきました。

そう、会社公認の生命保険のおばちゃんです。さながらレッドオーシャンを泳ぐサメのような百戦錬磨のおばちゃんであります。

その面識ないけどとってもフレンドリーなサメじゃなかったおばちゃんは、とにかく毎日熱心に会社に来ては、親戚か身内かみたいなノリで「田中さん、若いときこそ保険よ。貯金にもなるしっ」とものすごい勢いで加入を進めてきました。若手は次々とその初対面だけどフレンドリーなおばちゃんの魔の手にかかり、陥落していきました。

そしてとうとう保険に加入していないのは私ただ一人となったのですが、あまりに毎日フレンドリーに話しかけて頂けるものですから、

「わかりました、では、加入を考えますので、保険の約款っていうのに詳細がかかれてるんですよね?それ見せて頂けますか」

と言うと、それは契約しないと渡せない、と言われたのです。商品を購入するのに、購入してからじゃないとどんな商品か教えない?そんな商品が世の中あるのか?随分おかしな商品が世の中にはあるもんだなぁ、護送船団な業界なのかな、と、その時のやりとりは強く記憶に残ってます。

もっとも、保険のおばちゃんも「そんな事言われたの初めてよ。あんたこそおかしな人ね」目線ビームをばんばんぶっぱなして来ており、もはやそのフレンドリーさは(私に対してのみ)誰の目にもロコツに建前でやってます的なのは明かな状態でした(いや、別にいんですけどそれで。友達じゃないんで)。

出口社長が窓口で変な人ね目線ビームを浴びたかどうかは定かではありません。しかし、この記事を読んで、やっぱりそうだよねぇ、あのとき間違ってなかったよな、とほっと胸をなで下ろしたのであります。

普通の質問しただけだったんですけどねぇ。。もしかしてこういうのがKYっていうの?気に入ったら押してやってください→にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ


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