サッチャー首相が死去されました。深く哀悼の意を表します。首相だった当時、鉄の女と言われていましたが、首相就任、金融ビッグバン、労働組合との徹底的な闘争、フォークランド紛争での勝利、EC、ポールタックスでの辞任等、リアルタイムでニュースを見ていた世代の私としては、とても感慨深いものがあります。
当時はニュースを見ていて「このおばはん半端ないわ。日本にもこういう強い意志を持った宰相がいればなぁ」と若者ながら思った記憶があります。国家のみならず、企業経営においても、このような強い意志はとても重要な事だと思います。ただ、やはりなかなか出来る人はそう多くありません。
首相辞任後、93年に出した自伝を久しぶりにめくってみました。もうそんな昔なのですね。
葬儀のニュースを見ていて、サッチャー元首相は熱烈な敵を作った以上に、熱烈な味方、支持者を作ったんだなぁ、と改めて感じました。
細かく見ればいろんな問題があったと思います。ですが、大きな視点で考えれば、間違いなく、イギリス市民はこのような宰相を持つ事が出来て、幸せだったと思います。さて、日本国民が幸せになるのはいつでしょう。
コメント