「私の Suica に関するデータの社外への提供をやめてもらいたいのですが」

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先日、JR東日本がSuicaの乗客の利用履歴の統計データを、周知することなく一部の法人企業に外販している事がわかり、ちょっとした物議を醸しました。


勿論私や貴方の個人情報がモロに販売された訳ではなく、あくまでも統計・集計データとしてのデータなので、個人を特定することは出来ません。
しかし、昔と違って個人情報は非常に敏感な人が多いので、いやがる人も中にはいるでしょう。また可能性は低いかも知れませんが、その情報だけではわからなくても、他の情報と照合する事によって、個人が特定されてしまう可能性も無い訳ではありません(可能性を考えるときりがないんですけどね)。

JR東日本のサイトを探すと、いやな人は拒否出来るようになってるようですが、フォームも無くて、直接このメール宛に連絡下さい、というpdf内での対応になっています。出来ればあまりして欲しくない感じがしますね。
  • 私の Suica に関するデータの社外への提供をやめてもらいたいのですが
    ・・・・・・・・ご要望のお客さまには、お持ちの Suica に関するデータを社外への提供分から除外いたします。
    2013 年 7 月 26 日からご要望の受付を開始することとし、原則としてご連絡をいただいた日の翌月以降のデータの提供から除外いたします。 なお、2013 年 9 月 25 日までにご要望があった場合は、既に提供された過去のデータにつきましても除外したものに差し替えます・・・・・・・・・
しかし、この手のお話しは別にJRに限った話しではなく、個人情報を持つ大手企業はいずれも似たようなジレンマを抱えています。

例えばNTTグループは膨大な個人情報、通話や利用、位置情報履歴を持っています。それらは企業から見ると巨大な「宝の山」で、マーケティング的に利用出来る点が沢山あります。しかし自社で(どちらかというとそっと)使う、意外は行っていないようですし、自社で使っている事自体もあまり表だっては言っていません。

最近は個人宛の営業も「私の事どこで知ったのですか?」と聞かれる事が多いと聞きます。個人情報に対する権利意識が高くなるのはどこの先進国でも同じ傾向です。その中でどう企業は課題をクリアしてやっていくのかという事ですね。企業から見れば「宝の山」ではありますが、その宝の扱いは極めて難しくデリケートな問題をはらんでいます。

先日打ち合わせ中に「田中さん、昨日ハードディスク大人買いしたでしょ」とお取引先のご担当者様に指摘されました。ソーシャルで個人情報?ダダ漏れの私です。気に入ったら押してやってください→にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ


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