Webサイト制作会社の未来とは

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Web屋の経営

このサイトの記事は、同業ということもあって、なかなか強く印象に残ります。

 

 

私は日本語圏ですが、この仕事をしていて非常に思うのは、初期の頃からいわゆる「ホームページ制作」業界はダンピング祭りの業界だなぁ、という事です。

 

札幌市内で昔よくあったのは(多分今もそうだと思うのですが)、営業で呼ばれて行って、あれこれ話を聞いて、最後の予算の話になると、

 

「いや実は324円税込みでなんでもやりますって会社が150社ほど来ててね」

 

という事がままありました(注:数字は脚色しています)。

 「ホームページ制作会社」はこういうレッドオーシャンです。

私は元々Webを通じて顧客のビジネスを支援するのが目的で、手段又は結果としてWebサイトやWebシステムを開発しており、ホームページを作る事自体を目的としたお仕事を(おつきあい以外で)お引き受けしたことはありません。

ので、例え「Webサイトを作る」というやってる「行為」は結果的には同じでも、中身は全く業種であり、自社を「ホームページ制作会社」だと思ったことはありません。

 弊社が「ホームページ制作会社」とどう差別化してきたかというと、やはり「顧客のビジネスに寄り添ってきた」という事に尽きると思っています。

 

ここにも書いていますが、自慢する訳でないのですが、コンペに出れば13戦11勝です。聞けば誰で知ってるような大手の印刷会社や広告代理店、子会社が競合で、それなりにレベルの高いコンペティターがそろっていました。2敗のうち、一敗は一番上の方が「やっぱ札幌の会社だと(東京じゃないから)不安だよね」といういたってシンプルな理由で負けてしまったのですが、それでも負けは負けで、その教訓をしっかり生かしていますので、以後それを理由で落ちたことはありません。

要は顧客が本当に言いたいこと、やりたいことを聞き出し、くみ取り、形にし、わかりやすく提示すれば、ほとんどの場合、きちんと顧客の心に届けることが出来る、と思っています。

その進化形で昨年から徐々に試みだしているのが、既存のクライアントに、もっと踏み込んだビジネスサポートをする、という事です。

 

例えばあるお客様のためには、お客様が運営している有料サイトの宣伝のために、テレマで営業をかけてあげたり、一緒に営業に付き添ってプレゼンを指導してあげたり、飛び込み営業でお客様のサイトのパンフを置いてもらったり、同業他社のちょっとした調査など、「普通のホームページ制作会社」なら絶対にしないであろう事を、意図的にしています。

 

これはすごいお客様に喜んでもらえますし、正直やっていてかなり手応えを感じます。すごい感謝もされますので、やっている側としてもモチベがすごい上がります。今のところはまだトライアルという段階で全ての顧客に提供している訳では無いのですが、手応えを感じています。

 

そして私は実はここに未来のいわゆる「ホームページ制作業」の一つの姿があるのではないかと思っています。

 

それはクライアントにとっての「エージェント化」です。クライアント、顧客の経営課題に対して、主にWebを切り口、入り口として解決するソリューション、お手伝いの提供です。Webはその中であくまでも「入り口」に過ぎません。

 

多分本来的にはこれは広告代理店が機能的には一番近いはずですが、代理店は技術がわかりません。

 

技術をわかっていて、かつリアルな経営課題についても直接的アプローチをして、営業活動やマーケティング活動を通じて顧客の経営に資する。

 

これが「言われたとおりに作るだけのホームページ制作会社」、同業他社に対する差別化であり(実際やってるところは皆無です)、今後の「ありふれ化」「単価下落」に対する重要な価値対抗軸でもあると思ってます。

なんか長いすね。恐縮です。気に入ったらポチっと御願いします→にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へにほんブログ村


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