たかが鳩ぽっぽ、されど鳩ぽっぽ、我考える故に我鳩ぽっぽ

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先日、仕事をしていると、入社したてのスタッフからこういう確認を受けました。

今回の件で、
「この型で送っておいて」「はい」ポイ
で済まないことがわかりました。

私のスタンスと、田中さんの仕事量・タイミングとして、
1.「私は送っただけで、個別の質問は全部逐次田中に確認します。ただの伝書鳩です」(頼まれてからのレスポンスは早いが、クライアントから見るとあの窓口の奴使えない、となるかも)
2.きちんと咀嚼して(場合によっては田中さんに確認して)私がお客様の質問に答えられるようにしたうえで送信するか(レスポンスに時間がかかるが、信用度は増すかも)
のどちらがよろしいのでしょうか。

後ほど、ご相談させてください。

というような内容でした(社内チャットほぼ丸ごとコピってます)。

実に的確な質問をするなぁ、と思いつつ、以下のような返答をしました。

 

鳩ぽっぽじゃなくて、2でお願い!

 

この社内チャットだけだとあまりに超ダイジェストでよく分からないと思いますので、読者の皆さん向けに少し補足をしますと、実は、伝書鳩の鳩ぽっぽでも十分ありがたいです。またたかが鳩ぽっぽ、されど鳩ぽっぽです。鳩ぽっぽも実は結構あなどれません。鳩料理はフレンチでは定番コースで大事な食材です。

しかし、出来れば「考える鳩ぽっぽ」であって欲しい。どうしてそういう指示を出したのか、趣旨まで含めて考えた上で対処して欲しいといつも言っています。

Hato
ポ?

先日の社内ミーティングでも話をしたのですが、普段、仕事をしている中で、私は結構細かい、ピンポイントな指示をしばしば出します。

 

指示を受け取る側は、当然それをこなそうとしますが、そういうやりとりをしていると、その細かいピンポイントの仕事を処理すること自体にとらわれてしまい、そもそもその作業の趣旨は何なのか、ということを考える事を忘れてしまいます。

Pc

例えば「今後の予定、クライアントにメールで連絡しておいて」という指示を出したとします。

 

すると、「わかりました」とスタッフはメールで連絡をします。

 

しかし、後からクライアントに予定が伝わってないことが判明します。MLでのメールが多くて、見逃していたわけですね。

 

確かにスタッフは指示通り「メールでクライアントに言いました」。でも、クライアントからの返信が無く、「伝わっていなかった」わけです。

 

趣旨としては、「確実に伝えて欲しい」ということであったワケですが、他方、「メールで連絡して」と言われると、「メールで連絡すればいいんだな」と思いますよね。

 

指示の出し手も、受け手も、両方そういう点で配慮が必要です。

 

社内ではそういう前提で指示を出している、受けて欲しい、ということを出来るだけ明確にするようにしています。しかし、こういう事は一度言っただけではなかなかきちんと共有されません。何度も言う必要がありますし、またスタッフからこのようにしっかり確認してくれる、というのはとてもありがたいことだなぁ、と思います。

私は鳩というよりカラス頭(よく忘れる)と言われますが。。。気に入ったらポチっと御願いします→
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