先日、元サッカー日本代表監督であり、今治FCのオーナーでもあり、日本サッカー協会副会長にこの度就任した岡田さんの記事を読みました。
この中で、以下のような一節が出てきます。
だが、オーナー1年目に結果はついてこなかった。11月の全国地域リーグ決勝大会(高知)では決勝ラウンドに進めず、就任時に至上命題に掲げていたFC今治のJFL昇格はかなわなかった。
結果を出せないチームに対する物足りなさは、クラブ全体の物足りなさ。
高知から今治に戻る車中、岡田はずっと考えて込んでいた。「この敗北には、きっと何か意味があるのだ」と。
実はこれを読んでしみじみそうなんだよな、と思ってしまいました。
会社を経営していると、私自信もそうですが、しばしば(毎日?)大変な事、困難な事に遭遇します。恐らく経営者なら誰でもそうでしょう。
その時に、前向きに
「この困難に遭遇したのは、必ず何かの意味がある。だからこの困難を最大限生かして、前に進まなくてはならない。より良い未来のために。絶対にあきらめてはいけない」
と考えられるかどうかは、経営者として超重要な事です。私はそれはいわば資格であり、必要な資質であると考えています。
難しい局面に遭遇したときに、すぐネガティブ思考に染まってしまうと、ココロが病んでしまったり、ダークサイドに落ちてしまったりします。そうすると、普段ならカンタンにやれる事もやれなくなったり、誰かを恨んだりします。そうなると負のスパイラルの始まりです。
30歳で独立してこの会社を立ち上げた時、ものすごい月並みなセリフで恥ずかしいのですが、経営者というのは根源的な「人間力」が問われる仕事だ、と肌で感じました。
(もっともその頃ネットバブル時代で、「会社の経営ってゲームみたいな感じっすね、ちょろいっす」、というちゃらい経営者がちらほらいましたが。。)
身内のスタッフ、顧客、株主を幸せに出来る職業です。顧客から愛されていても、スタッフから愛されていなければ意味がありません。その逆もしかりです。勿論株主との関係もそうです。
さすが岡ちゃんやなぁ、とこの記事を見てあらためてしみじみ思いました。
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