このブログでもご紹介させて頂きましたが、ニフティさま主催の「これだけは知っておきたい! 集客できるWEBコンテンツの設計方法とは &ホームページ診断・相談会」というイベントにて登壇させて頂きました。
事後のアンケートや会場では、ポジティブな評価として、
「田中の講演が一番よかった」
「田中氏がよい!」
「デジタルファーム社の10分の説明は、ポイントをついていて良かった」
との声が上がり、非常に好評だったとのことで、僭越ながら私もお役に立って大変良かったと思います。
で、これだけだとただのすごいっしょえへん自慢になりますので、今回言いたいことは、これではなく、実はアンケートに書いてあった「ネガティブな評価」の方です。
ネガティブな意見は、講演の中身についてのものかなり少なかったのですが、でも一部あり、その内容は実は私が事前に想定した通りのものでした。
それは、
・もっと具体的に説明して欲しかった
・具体的な数値(事例)を知りたかった
というものです。
実はこの「もっと具体的な事例を知りたい」というのは、そういう材料がなかったわけではありません。20年近くこのお仕事をさせていただいていますので、ない方が逆に不自然です。
そもそも
「いや、実はネタが無くって」
とぼやいているようでは、20年もこの仕事を続けられません(汗)。
では、なぜ盛り込まなかったかというと、理由は簡単で、時間が限られている中で、あれこれ詰め込んでも、参加者の脳みそには届かないからです。勿論私の脳も対応しきれないのは言うまでもありません。
短い時間で、相手にしっかりと届かせるためには、ポイントを絞らないとならないのです。
大事なのは、「何を伝えるか」ではなく「何を伝えないのか」ということ。
あれもこれもとやってしまいますと、結局「記憶の残らない幕の内弁当」となってしまいます。
短い時間で相手に分かりやすく、ためになる、役立つノウハウを提供するのは牛丼のような単品メッセージではなくてはなりません(当日は実際は2つのメッセージを伝えたのですが)。これを私はヨシギューの法則と呼んでいます。
相手の立場に立って、分かりやすいメッセージを伝える技術は、しばしばメッセージそれ自体の価値を超えた価値を持つ事があります。Webサイトの制作においても同じ事が言えます。
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