ペラペラしゃべって大丈夫?

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ビジネス雑感

もっか大活躍中のトランプ米国大統領ですが、先日の中国の習近平主席との電話会議の内容をツイッターでべらべらしゃべっています。


マスコミ的には大変ありがたい大統領ではありますが、果たしてしゃべられている中国側の気分はいかほどでしょう。特に中国はメンツを気にする国ですので(しばしば実利より対面が整っていればいいという事すらあります)、こんなにダダ漏れてしうまうと、決まっていたモノも御破算にならなければいいのですがと心配してしまいます。もっとも今のところイニシアティブはトランプ大統領が握っていますので、中国もしばらく振り回される事になりそうですね。

おしゃべりといえば、そういういえばバーニー・エクレストンの事をふと思い出しました。先日世界最高峰の自動車レースF1の運営団体のCEOを退任したばかりですが、この方、F1を世界三大スポーツと呼ばれるくらい人気を高めた最大の功労者で、F1界の帝王と呼ばれるくらい長期に渡って権勢を誇ってきました。そうなると、必然的にお金にまつわるお話もいろいろと出てきます。

バーニーは記者にお金のことを質問されると、きまってこんな話をしていました

「紳士たるもの、お金と昨晩の話はしないものだ」

周りから漏れる事はありましたが、本人の口から漏れた事はなかったと記憶しています。ある意味理想的なマネジメントと言えるでしょう。

F1に限らず、ビジネス全般、あるいは「交渉ごと」では、相手とのやりとりはNDA、守秘義務契約書を締結するのが普通です。これは「お互いに知った秘密は黙っておこうね」という契約です。弊社でもお仕事では必ず締結させていただいています。私がしばしば書く内容で顧客が特定出来るお話は、当然ですがこのルールに則った、あるいは相手の了解を得てから書いているものです。


秘密をダダ漏らす相手に秘密を語る人はいませんよね。それは交渉相手として見なして貰えない、という事になります。


トランプ大統領は自らの直感と行動力で困難を切り開いてきた人なので、このような「紳士のスタイル」にはならないかとは思います(にしても、実業界にいるのでわかりそうなものなのですが、不動産業界は特別なんでしょうか?)。そんなんで大丈夫なのかなと思うのですが、当面彼のツイッターがしばらく退屈しないのは間違いなさそうです。


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