禁煙もホームページ活用も結果を出すには戦略が必要 その2-倉本聰とジェットストリームアタックと愛煙家のクライアントに捧ぐ

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その1からの続きです。

 

それで、たばこを辞めるに当たって、私はそもそも人間の本質に目を向けることにしました。

 

それは、人は例えそれがどんな良くない事であろうと、何かを無くしてしまう事に対して無条件の心理的抵抗があり、意識するしないに関わらず現状快復力が働いてしまう、という事です。

 

これが実は(医学的なニコチン等の中毒症状とは別の)禁煙がうまく行かない本質的な原因ではないか、と考えたワケです。

 

これはその後の行動の方針、戦略を決める上で極めて重要な認識でした。

 

この原理原則に則ると、今まで喫煙していた事をやめる、というのは、それがどんなに健康上良い事であったとしても、元に回復しようとする力、つまり喫煙を再開する力が働いてしまいます。

 

これを回避する方法は一つです。それは、その欠けたピース、喫煙、というところに、何か別のモノを埋めれば良いわけです。そうすれば現状快復力は働かず、喫煙が戻ることはありません。

 

そこで私が考えたのは新たに走る、ランニングする、という事でした。ランニングによって、喫煙という欠けたピースを埋めれば、現状快復力は働かないのではないかと考えたのです。

 

実際、これはかなり効果があったように思います。何しろ走りますので、タバコを吸うとつらくて苦しいのです。そして走るうちに、段々タイムも良くなってきます。これはかなり吸う気が失せます。

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昔は空気がうまいとタバコもうまいなぁと言ったものです・・・。

 

そしてもう一つは、今まで生活のリズムをがらっと変える、ということでした。

 

それまでは私はかなり深夜まで起きており、長時間仕事をしていました。そして夜中まで起きているとコーヒーが欲しくなり、そうなるとタバコも吸います。つまり、夜中のコーヒーとタバコはセットになっているわけで、ながらで良く仕事を良くしていました。完全に倉本聰さんと同じ創作活動状態だったわけです。ただし、倉本さんと私の決定的な違いは、倉本さんが世の中の多くの人を感動させる国民的ドラマを創作しているのに対して、私はこの話結構おもしろいよね、と私しか思っていないブログを書いているだけという事です。

 

深夜・コーヒー・タバコ。この黄金の組み合わせによる結束力は極めて堅く、ガンダムで言うところのジェットストリームアタックです。そう簡単に崩せそうもありません。しかも私はガンダムではなく量産型ジムに過ぎませんので、益々勝てるわけがありません。

 

そこでここは孫子の教えに従うことにしました。

 

百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。

 

つまり、本当に強い者とは、戦わずして勝つ、コスパの高い戦いが出来る者だ、という意味です。

 

ちなみにこの本に出ていたのですが、この本、結構良いです。今時のビジネス書として目次が無いというなかなか見たことの無い大胆な構成ですが、結構読みやすく私でもすいすい読めました。

 

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そこで孫子に入れ知恵をしてもらい、このジェットストリームアタックに勝つために私が考えた戦略が、これです。

 



早く寝る。

 



冗談みたいな話ですが本当です。今はもっと遅いですが、この当時夜10時には寝ていました。それ以上起きていると、絶対に習慣としてコーヒーが欲しくなり、結果タバコを吸ってしまうと確信していたからです。つまり正面からの戦いを避けたわけです。そして朝は出来るだけ早起きをするようにしました。

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これもかなり効果がありました。生活のリズムを根本的に変える事によって、原状回復力を錯乱させる効果があるわけです。

 

またこの当時は夜、なるべく呑み会にも出ないようにしました。夜・呑み会・お酒もかなり危険なジェットストリームアタックです。量産型ジムを酔っ払い運転していては益々勝てません。それでもつきあいで何回かは出なければならない状況があったわけですが、幸いな事に一番危険な時期をどうにか乗り超える事が出来ました。

 

こうして私はタバコをどうにか卒業をする事が出来ました。振り返ってみると、

 

1 冷徹なまでの現状認識を行い(自分は病人である)、

 

2 事態を軽く見ず徹底した対策を行い(病院に行く)、

 

3 現状快復力を正面から避けるために代替案で穴埋めをする(新たに走る、生活のリズムを変える)

 

という一連の戦略の立案と実行が、100メートル先のコンビニでも車を使ってしまうという、たぐい稀な意志の弱い私が一発で禁煙を成功させる事が出来た要因だったと思います。

 

ところで、世間がこれだけ禁煙禁煙という時代ですが、端から見ているとやや微妙な空気も感じもしないではありません。どうしてそこまでしてタバコを攻撃するのか、何はさておきタバコは親の敵絶対許すまじ喫煙者はすぐ市中引き回しの上打ち首獄門なり~!うりゃああああ!!どおっせぇええええええいい!!!という命がけの人をたまに見かけます。

 

タバコが体に良いと言い張るつもりもありませんが、嗜好品という観点に立てば、愛煙家の方もそうじゃない方も共存出来る社会、多様な価値観を認める社会の「懐の深さ」は大事で、それが結局の所「いろんな意味で」健康的な社会になるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。私がタバコを吸うことはもうありませんが、最近の風潮には何かちょっと気になるところを感じます。

  

と、いうことで、目的を達成するためには、現状を良く認識した上で、戦略を立て、実行に移すことが結果を出す鍵になります。ホームページを活用する時も同じです。まず何のためにホームページを作るのか、目的やターゲットをハッキリさせ、このストーリーなら無理なく実現出来るよね、という戦略を考える事が何よりも重要です。

 

ホームページで採用を強化したい、営業を強化したい、という嫌煙家のクライアントも、愛煙家のクライアントの方もお気軽に御相談下さい。

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