沈黙ほど雄弁なものはない

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私は一般的にはガーーーーっと早口で勢いよくまくし立て、人の話をあまりよく聞いてない、というキャラだとスタッフには言われます。


しかし、実はその逆で、本質的にはしゃべるのが苦手でどちらかというと聞き役で、人付き合いも良い方ではありません。週末は一人で海や渓流に行って釣りをしているか、こもって静かに本を読んでいるかにしたい、そんな物静かな人間なのですが、何回言っても社内では信じてもらえません。遺憾です。


それはともかく、人に何かを伝えようとする時、沢山しゃべるからと言って、より多くの情報量を相手に伝える事が出来るかというとそんな事はありません。

むしろノイズが増えてしまい、かえって肝心の大事な事が伝えきれなくなってしまいます。

また、伝えようとする事が、気持ちがこもってしまえばしまうほど、なかなか人は雄弁にモノを語ることが難しくなってしまいます。言葉に出来なくなってしまうわけです。

先日、米メリーランド州の州都アナポリス(Annapolis)で、日刊紙キャピタル・ガゼット(Capital Gazette)の編集室が銃撃され、5名の同僚が命を落としたという悲しいニュースがありました。

       

そして事件翌日の紙面、社説は真っ白でした。

  

Img_1321
 

Today, we are speechless.
This page is intentionally left blank today to
commemorate victim of Thursday’s shoot-
ings at our  office:

Gerald Fischman
Rob Hiassen
John McNamara
Rebbeca Smith
Wendi Winterz

Tommorow this page will return to its steady
purpose of offrering our readres informed
opinion about the world around them, that
they might be better citizens.

     

米国から伝わってくるニュースの中で、この手の悲劇はあまりにも日常茶飯事であり、もはや続報なのか新しい事件なのかもわからないくらい続発しており、しばしば「ああ、またか」と感覚が麻痺してしまいす。

  

しかし、そこに否応なく巻き込まれてしまった人達の悲しみはあまりにも深く、接していて麻痺する事は決してありません。


この記事を見て、改めて沈黙ほど雄弁に語るものはないと思いました。犠牲者の方のご冥福をお祈りいたします。



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