ゴーンが"Gone"してしまってから、日産とルノーの綱引きも当然ですが激化し出していますね。
方や日産から見れば、「緩やかなアライアンス」と言っても、開発、購買、精算と機能統合が進んでいましたから、このままではやがてルノーに吸収されてしまうと日本側の危機感はかなり強かったのだと思います。
おそらく今が最後のチャンスと思ったのかも知れません。
そしてゴーン会長は、まさか「日産」側がここまでやるとは夢想だにしていなかったかも知れません。
自分の立場を脅かす有力な後継者を次々と放逐し、周りにスパイを配置し、クーデターの芽を確実に潰す。もはや自分の権力基盤は盤石で、周りには従順な社員しかいないと気が緩んだのかも知れません。
その中で彼のやりたい放題は歯止めがきかなくなったのでしょう。
それが「日産」側、特に従順と思っていた日本人の芽にどう写っていたのか。
ゴーンチルドレンと呼ばれ、信頼の厚かった西川社長がゴーン会長当日即記者会見を行い、
「ゴーンはあまりに長期にわたってやりすぎてしまい、それが今回のような弊害をまねいた」
と長年の上司を呼び捨てした事が、象徴的であったと思います。
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