仕事をしていると当然ですが「これならまあ3日あれば大体片付くな」とか「これなら2時間あればなんとかなるな」と言う、工数の目安を予測する事が必要になります。これは見積もりを書くときは勿論、日常の業務オペレーションを円滑に進める上でもとても大事な事です。なぜなら仕事というのは普通予定を組んで行うものであり、エンドから逆算して行うものだからです。
エンドを立てられない時は、仮打ちでもいいので、大した根拠がなくてもえいや!と決めてしまう事です。と言いつつ、ついエンドを立てにくいな、、と思っているうちにそのままだらだらとやってしまう事もあったりします。しかし、原則はそう。
予定とエンドを立てなくても良いのはフリーの物書きくらいでしょう。村上春樹がエンドも分量も決めずに長編小説を赴くままに書いていくのはOKですが、普通の人が村上春樹的なスタイルで仕事をしたらどうなるかは言うまでもありません。
この「その業務を行うにはどれくらい時間がかかるのか」というのは、正確に導き出すためには当然経験値や引き出しの数が重要になってくるので、おのずとキャリアが長い方がより正確な工数、予定を立てられるようになります。
旨いものを食べてる時はストレスフリー。あ、採用やってます。
そして大抵の場合、皆さんご承知の通り、なかなか完全にその通りには行きません。
この原因は大体二種類に分けることが出来ます。外部要因と内部要因です。
内部要因は純粋に工数の積算を間違えていたという事。以上です。一番問題になるのがこちら、外部要因というヤツです。例えば取りかかろうとしたらまさかのPCに障害が発生してその対応に時間を取られた、Aという課題を取りかかろうとしたらそれを行う上でBが必要だがそのBが実はまだ準備中でそれはC待ちだった、とか、丘岩君が急遽風邪を引いて休んでしまいその業務フォローに入ったので真田君の予定が狂った、とか、河麻が居下に仕様上のミスを指摘する際勢い余って人格攻撃までしてしまいぶち切れた居下が「もう辞めます」といなくなり開発現場が大混乱になる等ですね(この例え話はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません)。
内部要因はほとんど自助努力で解決可能ですが、外部要因ついては基本的に自分のout of controlであり、いかんともしがたいです。しかし、他方これも年齢を経てくると、大抵のことは「いつか見た風景」である事が多く、また例えあまり見慣れた風景ではなかったとしても、不測の事態は起こりえるよな、と、柔軟かつ最低限のインパクトで済ますことが出来るようになります。
勿論それら想定外の「余計な作業」をゼロにする事は出来るわけではありませんが、物事というのは常に想定外の事が起こりえるし、スムースに何も起こらずうまく行くことはそう多くない、と最近は素直に思える事が増えました。若い頃は思った通りにいかずに不測の事態起こると、イライラとストレスがたまったものですが最近は年齢のせいなのか、達観まではいきませんが、そういうストレスを感じる事はぐっと減ったように思います。それは老化なのか進化なのか・・・まあしかしストレスをいかにためずに過ごすか、という事は仕事でも個人的生活でも、とても大事な事ですし、人は時と共にストレスとの付き合い方を学ぶのだと思います。
私は学習能力にかなり問題があるので、悟りの境地に至るのにはもう100年くらい時間がかかりそうです(どんだけ長生きするつもりだ)。
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