今年に入ってすっかり東京に行かず、東京のスタッフやお客様とネット会議三昧になっている田中です。いきなりですが、僕の好きなYouTuberに炎上上等のプロレスリングシバターという人がいます。
チャンネル登録者数が100万人いる有名YouTuberの一人で、ユーモアのセンス、事故(あ、自己か)セルフプロデュース力等、単なる勢いだけでなく、良質のコンテンツを(めちゃ低コストでw)作っています。実は私もファンでたまに見ています。
で、そのとある動画を見たときに、おや?と思いました。
実はこの動画の中で、シバターさんは(まあほぼネタっぽい感じなのですが)「動画のビュー数が増えてるのに広告単価が落ちてきているので、収入が下がってる」という話をしています。
これを見た時に、「ああ、やっぱりそうなんだな。これは大変な事になるのは間違いない」と確信しました。
実はここでもその話について軽く触れていますが、この動画がアップされたのは4月9日。実はこの動画がアップされる前、3月中旬くらいから、実はYouTubeを見ているとGoogleの広告出現率が体感的に増えてるなと感じていました。それはYouTubeへの広告出稿数が全体的に下がっていることを示しています。そしてゲームの広告が目立ち、それ以外の広告を見る機会がガクンと減ったと感じていたのです。それはつまり、飲食、宿泊と言うインバウンド・カテゴリだけではなく、「全産業」に渡ってダメージが出てきていることを湿しています。
また同じ頃から、テレビでACジャパンの高校が目立ってきたな、と体感的に感じていました。こういうヤツです。
ACジャパンのCMは主にスポンサーが広告枠を既に買ってしまい、キャンセル出来ない時に流れるものです。
すると、今日案の定こんな記事を見かけました。やはり体感は当たっていました。
- コロナ禍で激変のCM事情 “巣ごもり需要”で出稿量を増やした企業は?(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース
・・・この3月、最も多く流れたCMは何かというと、企業のものではなく、ACジャパ
ン(ビデオリサーチコムハウス調べ、関東地区、以下同)。その数、1783本に達
した。4月も2000本を超えており、2カ月連続でのトップは確実だ。・・・東日本大震災後もACジャパンのCMが大量に流れた。理由の大半は自粛。未曾有の
大災害によって多くの同胞が嘆き悲しんでいる中で、商品などをPRしたら反感を
買うと判断した企業が多かった。だが、今回は事情が異なる。一部には自粛している企業もあるものの、多くがCMを流せなくなった。例えば東京ディズニーリゾートのCM。政府による小中高等学校への休校要請から2日後の2月29日以降、臨時休園しているのだから、CMを流すわけにはいかない。ほかにも航空、観光、スポーツジムなど流せなくなったCMは数多い。4月以降はACジャパンのCMすら流せないこともある。民放側が売るはずのCM枠を、どの企業も買わないからだ。・・・このところ番宣や「TVer」、「あげるくん」の各CMが目につくようになったが、それは新型コロナ禍と4月7日からの緊急事態宣言によって企業がCM出稿を手控えているためである。民放にとっては由々しき事態なのだ。
恐らく年内一杯、景気は低空飛行的な状況が続くでしょう。その中で我々Web業界として出来る事はなんなんなのか。アフターコロナは間違いなく「元に戻る」のではなく、「ニューノーマル」(新しい日常)です。それは何なのか、Web屋の弊社も走りながら考えています。
余談ですが、シバターの動画に出てくる「皆さん、月250万円で生活できると思いますか?もう半額お惣菜で生活ですよ。いいですが、人は、月250万では暮らせません(キリッ)」に吹いた人はポチっと御願いします→
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