大学受験の浪人時代、予備校に通っている時に二人の数学の先生のコマを取っていました(僕は理系なのに数学が大の苦手だった)。仮にA先生とB先生と名付ける。
二人は全く異なるタイプで、A先生はとにかく解答がエクセレント。板書される解答例はこれはもはや芸術なんじゃ無いかなという位、ほれ惚れする位シンプルで美しかった。ただし理解するのはかなり難しい。なぜなら中間の処理を(分かるよね?)とはしょってしまうからです。
他方、B先生はとにかく板書が汚いw。黒板の隅から隅まで使いまくり「ここはね、こういう計算をするから、次こういう形になるでしょ」とまあ字も汚いし見苦しい事この上無いですが、とにかく思考のプロセスが分かりやすい。
今も昔も牛歩どころか亀さんのような処理速度のシナプスしか持ちあわせていない僕としてはB先生の方が見栄えは明らかに悪いですが、理解しやすかったです。
そして今。様々な企業に提案書を作る時に、その作った資料を俯瞰して、自分はやっぱりB先生みたいな資料しか作れないのだなとしみじみ思います。
A先生みたいな資料は例えて言うなら電通や凸版とか代理店が作るビューティホーでエクセレントな中身。僕のはお世辞にも美しいとは言えない、ベタベタ手書きみたいなしかし熱量は熱く、何をするのかが明確に分かる中身。三つ子の魂百までというけど、若い頃の傾向というのはそう簡単には治らないよな、自分の強みに磨きをかけるのが正解だといつも提案書作りながら思います。
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