ホームページ・システム開発ジレンマで良くあるのは、いろんな経緯で今に至っているホームページをいよいよ改修・機能強化しなければならない時「何とか今のシステムを捨てずに生かせないですかね?」と後生大事に使おうとする事。
経営的には気持ち実によく分かるし、またご相談いただくほとんどの企業様が同じ事を言います。しかし、結果的にはコスト高になってしまいます。
例えて言うなら、老朽化したビルの階数を更に増やす事がいかにキケンか、という事と一緒です。更地から立て直した方は結果的には安く付くことがほとんど。
とはいえ、無い袖は振れない、というのも勿論分かります。
となると、少しずつ耐震補強をしていくしかない。施行するには特に腕の良い現場作業者(エンジニア)が必要になります。結果、長い年月と大きな費用が(結果的に作り直しより)かかります。
しかし目先の使う金は間違いなく抑えられますし、サイトを止めずにそのまま細かい機能改善はタイムリーにしていけるという効果も見込める。
どちらの方法を採るかはジャスト経営判断であり、良い悪いではありません。優先順位の問題に過ぎません。
またどちらの方法が出来るかは、その担当する開発会社の技能に大きく左右されます。
一般的に言うと、普通のシステム開発会社は「耐震補強」は嫌がることが多いです。
技術的難易度が高く、高コストなのに顧客満足度が低いことも分かっているから。個人情報が漏洩したら、誰の責任なのか、という責任分界点も曖昧になり引き受ける側のリスクも爆上がります。
うちはそういう難しいのが好物ですが、普通はやりたがりません。そして一番まずいパターンはそういう引き受ける側としてのリスクが分かってないシステム開発会社です。あなどるなかれ、中小規模では意外と少なくない印象。
なので、こういう相談をシステム開発会社に持ちかけて「免責前提ならお引き受け出来ますよ」と言わない開発会社は「分かってない」可能性が高く、そのプロジェクトを担うだけの技量に問題があるケースが多い。それを言う言わないで、発注者側としては開発会社の選別材料として使えます。
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