先日、出張ついで?に京都の細見美術館でやっている「若冲と江戸絵画」展に行ってきました。3月1日~5月11日までやっているとのことです。伊藤若冲好きでは無い方も必見の展示会です。
最初の部屋に入るとこれ。

入り口からテンションマックス!
出だしから右が「花鳥図押絵貼屏風」伊藤若冲/六曲一双/紙本墨絵/江戸中期。左が「鶏図押絵貼屏風」伊藤若冲/六曲一双/紙本墨絵/寛政九年頃(つまり1797年)。

「花鳥図押絵貼屏風」伊藤若冲/六曲一双/江戸中期/紙本墨絵/江戸中期
トンボいんだよねぇ・・・。足まですごいしっかり描いています。
地方の展示会はホント人が少ないので堪能出来ます・・・。
そして左側が「鶏図押絵貼屏風」。鶏オンパレードでござい。

「鶏図押絵貼屏風」伊藤若冲/六曲一双/紙本墨絵/寛政九年頃(つまり1797年)。
伊藤若冲が編み出した筋目描きの説明もしっかり分かりやすく。さすが細見美術館。

筋目描き 細見美術館
そして奥正面にどんと鎮座しいますのが「群鶏図」伊藤若冲/一幅/紙本墨絵/寛政八年頃(つまり1796年)。三羽の鶏が戯れている風景ですが、一体感がありますね。伊藤若冲が良く描く鶏図の型というのがあるのですが、その典型例、フォーマットを集めて一つの作品に仕上げた感じがあります。
「群鶏図」の解説はこちら。
ちゃんと制作年の説明も。さすが細見美術館。
そしてこちらしまった、説明パネルを撮り忘れてしまいました。しかし図録資料からいくと恐らく、というか間違いなく「雪中雄鶏図」伊藤若冲/一幅/紙本著色/江戸中期 で間違いありません。
この頃、若冲は「景和」と名乗っていた時期がありました。三十代前半です。なのでこの作品はその頃の比較的若い時期の作品になります。
竹の絵がどことなく?デフォルメされているというか、既にこの頃から若冲ワールドの萌芽を感じさせますね。
そして二つ目のお部屋に続きます。
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